収納カウンセラー飯田さんの“生きた収納”をつくるアドバイス
飯田さんが提唱する、「生きた収納」。
いざ実践する場合、どんなことを考えておいたらよいでしょうか?
主なポイントについて、引き続き飯田さんにアドバイスしていただきましょう。
| 今の収納スペースを最大限に活かす収納術とは? |
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飯田さんが提唱する、「生きた収納」。
いざ実践する場合、どんなことを考えておいたらよいでしょうか?
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ライフスタイルや家族構成が変われば、収納するモノの量も変化するもの。今ある収納で柔軟に対応するためには、まず一番初めに最大収納容量を把握しておくことが大切です。収納容量とは、備え付けのクローゼットの容量だけでなく、収納家具が置ける場所がどれくらい確保できるかも含まれます。部屋の収納容量が最大でどれくらいになるか、きちんと把握することで、限られた収納スペースがより有効に活用できるようになります。
例えばお子様がいる場合で考えてみましょう。成長に合わせてモノが増えていくと思いますが、それに合わせて簡単に収納容量が増やせるわけではありませんよね。この場合、子ども部屋の収納容量が最大でどれくらいになるか把握し、そのスペースを成長段階ごとに有効活用していきます。
小さなお子さまの場合、子ども部屋で行われる収納に関わる行動は、大きく分けて“勉強する”“遊ぶ”“着替える”“寝る”の4つになるかと思います。次に、それぞれの行動に必要な道具をリストアップしてみてください。勉強では文具、遊びでは遊具、着替えでは衣類、寝るときは寝具というふうになると思います。子ども部屋に収納したいモノが4つに分類されるわけです。そうしたら現状の収納スペースを4つに区分けし、4分類した道具をそれぞれ収めていきましょう。やがてお子さまが大きくなると、遊びの道具はあまり使わなくなる代わりに、スポーツをするようになって、その道具が増えてくるかもしれません。そうしたら、小さい頃の遊びの道具は処分して、そのスペースにスポーツの道具を収めるのです。このように成長にあわせて収納の中身を入れ替えていけば、子供部屋の収納スペースが有効に活用できるでしょう。
収納家具はそれ自体が大きいものですから、計画的に使いやすいものを購入したいですね。おすすめしたいのは、ご自宅での行動をシミュレーションすること。生活空間の見取り図に、日ごろの生活行動と、その行動に必要なモノを書き出してみるのです。食事をする場所、本を読む場所、アイロンがけをする場所など、ご自身の行動の導線が把握できれば、備えつけの収納であれば、ご自身にあった目的で合理的に活用することができるようになるでしょう。また、備えつけの収納がない場合、そこではじめて収納家具を買い足すことになりますね。モノや家具を計画的に揃えるためにも見取り図を使って、 “生きた収納”を実践できるアイデアを探してみてはいかがですか?
ウォークインクローゼットなどの便利な収納スペースも、意外に活用しきれていないケースが見受けられます。
たとえば幅が狭くて縦長のウォークインクローゼットの場合、閉塞感があったり、照明が十分に届かないために暗い印象になってしまいます。すると不快に感じてしまい、無意識のうちにそこまで行くのがおっくうになり、使うことに消極的になってしまうのです。結果、中身が把握できなくなってきて、同じようなモノを重複して購入してしまうことにもつながってしまいます。便利な収納でも、有効に使えていないと感じた時は不快な点がないか検証してみるといいでしょう。暗いと思ったら照明をプラスするなど工夫をすることで、心理的な問題はかなり緩和されます。
収納スペースは、一概に大きいほうが有効だとはいい切れません。というのは、たとえば奥行きのある押入れなどの場合ふとん以外のモノを収納すると、奥に収納したモノはどうしても“見えない”収納になってしまうからです。奥のモノを出し入れする時、手前のモノを除ける作業が増えるので面倒になり、使うと便利なモノも使用頻度が下がってしまいます。そして、“見えない”収納は、いつのまにか“死蔵”となってしまうのです。
“生きた収納”を目指すなら、自分の持ちモノが見渡せる収納物に合った奥行きの収納が有効です。ひとりで持ち運べるモノや洋服などは、たいていの場合奥行き60cm以内で収まります。掃除機などの生活用品は40〜45cm、本や雑誌などは30cmの奥行きがあれば十分です。収納スペースにおいては、“奥行きの深さ”ではなく“見渡しのよさ”を意識してみてください。
収納は、人それぞれということですね。“自分に適した収納法”を楽しみながら考えてみませんか?