自転車置き場のほかに、面白い“インターフェース”の例はありますか?
川路氏 ええ、ありますよ。今取り組んでいる物件なのですが、子どもたちが遊びで1位、2位を決めることができるように、オリンピックと同じ形の“表彰台”を置いてみようと思っているんです。これは、例えばゴミ拾いコンテストをしよう! などといった、人々が集うきっかけを生む“インターフェース”にもなるんじゃないかと。 あと、「けんけんぱ通り」なんていうものを採り入れた物件があります。円形の石をつくってはめこんだ通りなんですが、なかなか人が通らない敷地の端の道も、日本の昔ながらの遊びを取り入れることで、そこに子どもたちが集まり、賑やかになってくれたらいいなと思って。
それから、マンションの敷地内にタイムカプセルを埋めるという案があります。僕も幼いころに経験があるのですが、子どもにとって新しい家に引っ越すというのは何ともいえない、誇らしい気分になれるものなんですよね。その気持ちを地中に埋めて残しておき、10年後にその記憶をたどることができたら面白いのではないか、と思うんです。
パトリスさん そういう“インターフェース”って、偶然見つけたりするととっても面白い! 私もカメラを買ったときに、犬を撮るモードと猫を撮るモードが別にあることを見つけたときに面白いな、と思いました(笑)。これもやっぱり“インターフェース”ですよね。街の中でそういう“インターフェース”を発見できるということは、ひとつの豊かさですね。 |