vol.028 欲しいのは、趣味の空間
6畳の空間に描く夢

一部屋、あなたが自由に使える空間があったとしたら?
余裕があるのなら、趣味を愉しむ場所にしたい、と考えられる方もきっといらっしゃることでしょう。
使い道が見つからなければ、物置にしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、多方面で活躍されているお二人の方に、
今創りたい趣味の空間を6畳の間取り図に描いていただきました。
果たしてお二人は、どんな発想でモノを選び、配置し、
限られた6畳という空間を自分好みに創り上げていくのでしょうか?

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伊藤加奈子 Ito kanako
男性向け住宅・暮らし方情報誌「EXE」編集長
伊藤加奈子 Ito kanako
どんな色にも染められる、テーマのない部屋

今、伊藤さんが自分のために趣味の部屋をつくるとすれば、どんな部屋がいいですか?

私の最大の趣味はサッカー観戦とダイビングなんですが、現在の部屋は、壁面がサッカーのビデオで埋まり、収納にはダイビング器財が詰まっています。それぞれの趣味の棲み分けは、きちっとできているのですが、そのボリュームが段々うっとうしくなってきて(笑)。ですから、その反動からか、今はモノがほとんど置かれていない部屋で趣味を愉しみたいですね。

その部屋のイメージを聞かせていただけますか?

この部屋に、あえてテーマは設けません。いわば「テーマのない部屋」ですね。その日の気分で何色にも染められる空間をつくってみたいです。

イサム・ノグチ  AKARI(フロアスタンド)

Corporate : Ozeki(オゼキ)
URL : http://www.yamagiwa.co.jp

ジョージ・ナカシマ CONOID BENCH WITH BACK(背付コノイド・ベンチ)
ジョージ・ナカシマ CONOID BENCH WITH BACK(背付コノイド・ベンチ)

Corporate : (株)桜製作所
URL : http://www.sakurashop.co.jp

イサム・ノグチ  AKARI(フロアスタンド)

それでは早速、6畳の空間に「テーマのない部屋」を描いていただきましょう。

6畳は広すぎるので、4.5畳でいいくらいです(笑)。この部屋には、自分が本当に気に入っているものがひとつかふたつあれば十分。ナチュラルな「和」テイストのアイテムが好きなので、部屋の中央に、ジョージ・ナカシマの木製ベンチひとつ。そのそばにイサム・ノグチの「AKARI」がある、という感じの、本当にシンプルな部屋です。そうそう、サッカー観戦は欠かせませんから、小さな液晶テレビも欲しいですね。

この部屋が、もし完成したら、どのように過ごされますか?

今日はサッカー観戦の日、今日は三線(さんしん)片手に沖縄民謡をうたいながら泡盛を飲む日、というように、その日の気分にあわせて趣味を持ち込んで愉しみます。

ありがとうございました。最後に、みんすま読者の方へ、特に男性に向けてメッセージをお願いします。

今はまだ、子育て中という方も大勢いらっしゃると思いますが、子育てを卒業する5年後、10年後にどういう暮らしをしたいのか、今から考えておくといいですね。子どもが独立したら、子供部屋に使っていた部屋を、隠れ家的な趣味の部屋にするとか。そのときは、もちろん妻も子どもも入室禁止ですね(笑)。でも、ご家族へのケアもお忘れなく。

伊藤さんの理想の部屋は、「テーマのない部屋」でした。いろいろな部屋づくりを試した後に行き着くのは、案外こうした、最小限のものしか置かないシンプルな部屋なのかもしれませんね。「和」テイストのナチュラルな家具は、自然の中に身を置いているのと同じような癒し効果を与えてくれそうです。多趣味な方なら、さまざまな趣味に柔軟に対応できる、このような「何色にも染められる部屋」がぴったりなのではないでしょうか。

実際に夢を実現した人たちのことも、お伺いしました。

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