これまでオーディオ市場では、臨場感を求めて様々な開発が行われてきました。音の再生が1ch(チャンネル)のモノラルからはじまり、次に出てきた2chのステレオは、2つのスピーカーにより立体的に音を再現したもの。ホームシアターの音はサラウンドと呼ばれ、ステレオよりさらに臨場感を追求した5.1chが基本です。前方の右、センター、左、後方の右、左の合計5ヵ所から音がくる(低音用のサブウーファーを入れて5.1ch)ので、音に包まれるような立体音響が特長です。
1986年に世界で最初に本格的なデジタルサラウンドを発表したのがヤマハで、そのシステムをDSPと名付けました。開発にあたっては、ウィーンのムジークフェラインザールなどのコンサートホール、ミュンヘン大聖堂などの教会、ヴィレッジバンガードといったジャズクラブなど、世界中の音のいい場所に出かけて音を計測。そのデータを使って、自宅にいながら、まるでその場で聞いているような音の響きを楽しめるようにしています。 |