vol.017 快適で健康に暮らせる住まいとは?
「東京ミッドタウン」に開設されるメディカルセンターについて聞きました。

かかりつけのホームドクター、研究にも力を注ぐ大学病院、
定期健診でお世話になるクリニック……。
施設の規模や提供される医療などに違いはあるものの、
どれも私たちの健康と切り離すことができない大切な医療施設です。
2007年春、「東京ミッドタウン」内に開設される
「東京ミッドタウンメディカルセンター」もそのひとつ。
ここでは、国際都市・東京にふさわしい世界水準の医療サービスを提供するため、
全米No.1ホスピタルを擁する「ジョンズ・ホプキンス・メディスン」の国際部門である
「ジョンズ・ホプキンス・メディスン・インターナショナル」と提携したとのこと。
はたして、その狙いとは? めざしていることとは?
三井不動産(株)東京ミッドタウン事業部・山本隆志氏に伺いました。

インタビュー:三井不動産(株)東京ミッドタウン事業部・山本隆志氏

インタビューバックナンバー

今月の特集へ

東京の中心地に誕生する「東京ミッドタウン」に、オフィスビル内で最大級のメディカルセンターを設立。

2007年春、東京・六本木の防衛庁跡地に、大規模複合施設「東京ミッドタウン」がグランドオープンします。六本木ヒルズに匹敵する10ヘクタールもの広大な土地に、高級賃貸住宅、約330,000m2のオフィス、世界有数の最高級ホテルであるザ・リッツ・カールトン、レストランやショップ、美術館や商業施設、緑豊かな公園を創出。六本木周辺は住民の6人に1人が外国人で構成されているエリアであることから、その国際性豊かな価値を最大限に生かし、21世紀の日本を代表する街にしたい、と考えています。

東京ミッドタウンでは、オフィスで約2万人が働き、住居には約500世帯が暮らすことになります。そのため、東京ミッドタウンに在勤・在住する方々に向けた医療施設が必要だと考えました。そこで、ミッドタウンタワー6階に、オフィスビル内の医療施設では最大級の「東京ミッドタウンメディカルセンター」を開設。アメリカと日本で研究・臨床経験がある田口医師を院長として迎え、クリニック(東京ミッドタウンクリニック(仮称))、デンタルクリニック、調剤薬局、サプリメントセンターの4つの機能を備えます。

東京ミッドタウンクリニック(仮称)は一般保険診療を主とし、内科、循環器科、消化器科、皮膚科、眼科、整形外科、泌尿器科等を標榜することになっています。また一方で、保険外の自由診療も行っていくことも計画しています。特に、最近、注目を集めているコスメティック(アドバンスト・エステティック)、女性外来、外来レーザー治療にも取り組む予定です。

全米No.1の「ジョンズ・ホプキンス」と提携して、ホスピタリティを重視した医療サービスを提供。

東京ミッドタウンで掲げているコンセプトのひとつに、“ホスピタリティ”があります。快適で便利な都市生活を送れるよう、街全体で配慮していこうとしているのです。メディカルセンターでも、様々な企業や人々に満足していただけるような“ホスピタリティ”を大きなテーマとして掲げました。また、東京ミッドタウン内の方に限らず、近隣の外国人を含めた一般の方にも、安心して利用していただきたいと思っています。これらの観点から、アメリカで信頼が高く、すぐれた医療の普及を目的としている「ジョンズ・ホプキンス・メディスン・インターナショナル」(「ジョンズ・ホプキンス・メディスン」の国際部門)と提携することにしました。

ジョンズ・ホプキンス・メディスンは、ノーベル賞受賞者を49人も輩出している世界トップレベルの総合医療機関です。その国際部門では、世界中の医療施設や医師に対して、独自のペイシェントケアや研究などのノウハウ提供を行ったり、病院における医療の質や効率を高めるための技術サポートを行っています。また、ジョンズ・ホプキンス・ホスピタルは、アメリカで発行されているU.S. News & World Report誌の「全米ベストホスピタルランキング」にて、15年連続第1位の評価を受けている病院としても知られています。

日本の医療レベルは高いといわれていますが、その多くは公的保険でカバーされていることもあって、ホスピタリティという点では十分とはいえないのが現状です。東京ミッドタウンクリニックでは、高いホスピタリティを提供するために、ジョンズ・ホプキンスのもっているマニュアルやプロトコルを導入。3時間待って3分診療、というのではなく、お待たせすることがあっても待ち時間がわかるようにしたり、1人1人とじっくり向き合った診療を行うなど、きめ細かく丁寧に対応していきたいと考えています。

世界水準の医療サービスを徹底して追求。最新の医療技術を積極的に学べる場にもしたい。

ジョンズ・ホプキンスには、医師やスタッフに向けた「メディカル・ハンドブック」というマニュアルがあります。それを田口院長をはじめとする医師が日本語に翻訳して、スタッフ全員に浸透させ、医療サービスの質を世界水準にしていくつもりです。年に4回はジョンズ・ホプキンスのアメリカの医師、看護士、スタッフが来日して、クオリティチェックも実施。もし水準に達していなければ、ジョンズ・ホプキンスの看板は取り上げられてしまう、という厳しいルールが設けられているのです。

ただし、ハンドブックがそのまま使えるわけではありません。というのも、アメリカと日本では医療制度などが異なるからです。例えば、「東京ミッドタウンクリニック(仮称)」では一次診療のみですが、アメリカの大学病院は一次診療は行いません。ホームドクターが最初に診た上で、必要に応じて大学病院に紹介されてくるのです。保険に関しても、アメリカは民間保険が主体ですが、日本は公的保険が多くを占めています。そのため、アメリカの医療をそのまま持ってくるというのではなく、日本の医療現場に合わせた形で取り入れることになるでしょう。

医学的な技術や知識についても、医療先進国であるアメリカの良さを採り入れていきます。そのひとつとして、アメリカと日本の双方の医師免許を取得した医師も採用します。アメリカで実際に診療していた医師を積極的に受け入れることで、レベルの高い医療を提供するとともに、外国人の方にも安心して受診していただきたいと思っているのです。さらに、ジョンズ・ホプキンスにある様々なコースで最新テクノロジーを学んでもらったり、定期交流の機会をつくったりして、医師が世界最先端の医療技術を学べる場にもしていこうと考えています。

ホテルのような心地よい空間で、快適に、スムーズに受診していただけるよう配慮。

一般にオフィスビル内のクリニックというのは、狭いところが多いのですが、東京ミッドタウンメディカルセンターは広々とした心地よい施設をめざしています。緑をふんだんに配して、空間も贅沢にゆとりをもたせ、ホテルのような施設に仕上がる予定です。設備に関しても、マルチスライスのCTやMRの最新機種など、大学病院レベルの設備・機器が数多く入ります。

東京ミッドタウン内で働く方や住んでいる方に対しては、いろいろなサービスを組み合わせて、より利便性・快適性を追求したいと考えています。例えば、居住している方は予約ができる、自宅にいながらにして待ち時間がわかる、医師とのホットラインが24時間つながる、等々(現在詳細未定)。多様な機能を備えた複合施設であり、ホスピタリティを大事にする東京ミッドタウンならではのメリットを、メディカルセンターでも感じていただけると思います。

アメリカNo.1のジョンズ・ホプキンスで使っている評価システムを採り入れたり、
外国の方もストレスフリーで受診していただけるようにするなど、
今までの日本には見られなかった新しい仕組みを構築して、ホスピタリティの充実をめざすメディカルセンター。
この新しい姿は、日本の医療サービスのブレークスルーになるのではないでしょうか。

外部サイトへのリンクです東京ミッドタウン(東京ミッドタウンのサイトへ)

ページTOP