みんすまスタッフがインタビュー!快適な睡眠空間づくりについて、ホテルのベッドまわりをプロデュースした方にうかがいました。
マンダリン オリエンタル 東京 エグゼクティブ ハウスキーパー・内藤智佳子さん

マンダリン オリエンタル 東京
エグゼクティブ ハウスキーパー
内藤智佳子さん

静かでゆったりと落ち着いた雰囲気の中、
きちんと整えられたベッドが置かれている、ホテルの客室。
これだけでも、くつろいだ気分を味わえるはずですが、
宿泊するお客様に心地よい眠りを提供するために、
使用するシーツや枕にもとことんこだわっているそうです。
そんなホテルのベッド空間づくりを、住まいの寝室にも活かしたい!
そう考えて、マンダリン オリエンタル 東京の客室ベッドまわりをプロデュースした
エグゼクティブ ハウスキーパー・内藤智佳子さんに、
ホテルのリネン選びや空間の演出についてうかがいました。

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見て、触って、洗濯もして、選び抜いた究極のシーツ。スルスルとした手触りで、シーツのシワが顔につきません!

オープンして半年足らずのマンダリン オリエンタル 東京ですが、オープン準備の際には内藤さん自らシーツ選びもしたそうですね?

内藤さん

そうなんです。サンプルの布が入ったボックスで部屋がいっぱいになるほどの、膨大な量の中から選んだんですよ。選定の基準にしたのは、やはりまず手触り。実際に1枚ずつ触ってみて、感触の良し悪しを確かめていきました。今回ひとつ気付いたのですが、触るときは手のひらでなく、手の甲で触ったほうがいいんですね。手の甲のほうが微妙な違いを感じ取ることができるんです。

では、どのような手触りにこだわったのですか?

内藤さん

光沢があって、まるで豆腐のようになめらかな感触です。シーツに使われる生地には、平織りや朱子織などがありますが、光沢がいいとなると朱子織のサテン。その上で、シーツを選ぶ基準ともされる“スレッドカウント”にもこだわりました。スレッドカウントとは、生地1インチ四方に織り込んでいる糸の総本数で、数値が高いほど、きめ細かくてなめらかな生地になるのです。他のホテルで使っているスレッドカウント300のシーツを使ってみたら、やはりツルツルで気持ちがいいんですね。『では、それよりも気持ちいいものを探そう』ということになり、最終的に選んだのがイタリア製の一品。なんとスレッドカウント450を実現した布です。

それは気持ち良さそうですね。評判はいかがですか?

内藤さん

とてもいいですよ。多くのお客様から『リネンがいい!』との声をたくさんいただいています。触っていただくとわかると思いますが、スルスルとした手触りで本当に気持ちいいんです。たとえるなら、“仕立てのいいワイシャツの生地”みたいな布。上質なシーツは、寝て起きたとき顔にシーツのシワがつかないのですが、もちろんこれもつきません!

ホテルの場合は特に、リネン類は耐久性も必要なのではないですか?

内藤さん

そのとおりです。シーツもタオルも毎日洗濯するので耐久性は重要です。だから、シーツを選定する際には、1枚1枚を実際に洗濯して、感触の変化や丈夫さも確認しました。実は耐久性の点からいえば、朱子織のサテンではなく平織りのほうが適していたかもしれません。肌触りの良さで選んだので、ちょっとチャレンジといったところです。でもやっぱり寝るときの感覚は大切ですから、妥協したくないですよね。

お話を伺っていたら、マンダリン オリエンタル 東京のシーツを試してみたくなりました!

内藤さん

ぜひご宿泊して、肌触りの良さを実感してみてください。ホテルで使用しているシーツやタオル、バスローブなどは、ホテル内のビジネスセンターで販売していますので、ご家庭でもお使いいただけますよ。

快眠のためには枕も大切な要素。最近は、素材や機能の違うものがたくさんあります。

最近は枕にこだわっている人が増えているようですが、マンダリン オリエンタル 東京ではどんな枕を使っているのですか?

内藤さん

標準仕様として使っているのはフェザーの枕で、やわらかくて心地よいものです。そのほか、お客様のリクエストにより枕をお貸し出しするサービスもしています。素材がそば殻や低反発ウレタンフォームの枕、中に詰め込まれたラベンダーがほんのり香るアロマセラピーピロー、全身で抱きかかえられるボディピローなど、素材や機能が違うものを8種類ご用意しています。

たくさんあるのですね。興味のある枕をホテルで試してみるのもいいかもしれませんね。お客様に人気がある枕はどれですか?

内藤さん

そば殻の枕のご要望が一番多いですね。おそらく、ふだん家で使われているのだと思います。使い慣れた枕のほうがぐっすり眠れる、という方が多いのでしょうね。

上掛け用シーツの端も入れ込むのがホテルスタイル。ベッドが美しく見える配置場所も決めておくといいでしょう。

ホテルのベッドはピシッときれいに整っていますが、ベッドメイキングのコツは何かあるのですか?

内藤さん

ベッドメイクの方法は昔からあまり変わらないようで、上掛け用シーツの端もきちんとマットレスの下に入れ込むことが基本です。ベッドをパッと見たときに目に入るのはベッドカバーなので、カバーが曲がっていないことも大切ですね。

そういえば、どこのホテルでも同じように、きれいに整えられていますね。

内藤さん

あとは、ベッドの位置や向きが部屋に対してバランスよく納まっていることも、見た目に大きく関わるところです。例えばマンダリン オリエンタル 東京では、ライトとヘッドボードのラインに合わせてセットするとか、ベッドのセンターがバンブーフローリングの竹7つ目に合わせるなど、すべて配置場所を決めています。曲がっていたり、ずれていたりすると、違和感をおぼえるものなんです。そうやって細かいところまで配慮していると、全体として整然とした印象を与えられるはずです。これはベッドに限らず、絵やデスクの位置なども同じことだと思います。

間接照明を上手に使って落ち着いた雰囲気の寝室に。ファブリックや家具も、ホテルの部屋は参考になると思います。

ホテルの部屋はとても落ち着く空間になっていますよね。自分の寝室をホテルのようにしたいと考える人が多いと思いますが、スタイルを取り入れるコツはありますか?

内藤さん

ホテルと家の大きな違いのひとつは、照明ではないかと思います。多くのホテルでは間接照明を使っているので、暗めの落ち着いた部屋になっています。日本では、家中を明るくする傾向が強いように思いますが、寝室ならそれほど明るさは必要ないので、間接照明を中心にするといいのではないでしょうか。

照明を変えるだけで、部屋の雰囲気はかなり変えられそうですね。

内藤さん

そのほか、ラグやクッションカバーなど、ホテルと同じようなファブリックを揃えてみてもいいかもしれませんね。家具の選び方やレイアウト、アートのセレクトなども参考になると思います。

心からくつろげる快適な空間を演出するには、花やグリーン、アロマの香りを取り入れるのもおすすめです。

客室を居心地よい空間にするために工夫していることで、住まいでも簡単に取り入れられることはありますか?

内藤さん

長期滞在する方々の部屋にはお花を飾る数を増やしたり、グリーンを置いたりして、より快適に過ごせるように配慮しています。家の寝室でも、ベッド脇や窓辺などに花やグリーンを置けば、それだけでも部屋全体がやわらいで、くつろげる空間になると思います。

それなら簡単にできていいですね。

内藤さん

それから、マンダリン オリエンタル 東京ではおやすみ前のターンダウンサービスもしています。就寝前に、お水と翌日の天気予報カードとアロマオイルをお出しするのです。アロマオイルは2種類あり、1つはゆったりおやすみいただくためのラベンダー、もう1つは朝すっきりと起きていただくためのレモングラス。家で寝るときも、効果的な香りを利用してみてはいかがでしょうか。

外部サイトへのリンクですマンダリン オリエンタル 東京(マンダリン オリエンタル 東京のサイトへ)

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