みんすまスタッフがインタビュー!定年後の資産対策について、財産コンサルタントの方に聞いてきました
中央三井信託銀行 財産コンサルタント 岡 成一さん

中央三井信託銀行
財産コンサルタント
岡 成一さん

定年を迎えた後の暮らしや住まい。
どんなことをしている自分の姿が思い浮かびますか?
この先の人生への希望や不安はありますか?
これからの人生、まだまだいろいろなことが想像できますね。
これから先の人生、どんなことが起こり、
そして不安材料にはどんな対策があるのでしょうか?
中央三井信託銀行 財産コンサルタントの岡 成一さんにお伺いしました。

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人生の4つのステージ。第3ステージの老後、第4ステージの相続。『幸せな人生だったなぁ…』と思えるよう、プランをたてて準備や対策を。

日本は世界有数の長寿国。日本人の平均寿命は男性78歳、女性85歳。
80年もの長い人生を生きていくわけです。長い人生も大きく分ければ4つのステージに分けられます。

◆人生の4つのステージ

人生の4つのステージ

第1ステージ:

親の経済力で自分の能力形成を行う時期。
将来の経済的な自立を目指している時期です。

第2ステージ:

自分の経済力で自分の資産形成と子どもの能力形成を行う時期。
自分が働いて稼ぐお金が主な収入です。
こどもの教育資金や住宅取得資金をどう調達するのかが大きなテーマです。

第3ステージ:

老後。
金融資産や不動産からの収入や公的年金が主な収入です。
退職後の生き方を考えることが大事です。

第4ステージ:

相続。
自分の大切な資産を次世代へ遺すため、どう円滑に相続するかが大事です。

未来の暮らし、人生の第3・4ステージをのぞいてみましょう。

人生の第3ステージは老後。退職後の時間は、本当に自分がやりたかったことをやれる時期。セカンドライフをどう生きたいのかじっくり検討を。

■60代は人生の黄金期

人生も50代になると、「定年」という2文字が気になリ始めます。「自分や家族のために、一生懸命働いてきた。リタイア後には少しのんびり好きなことをして過ごせるかも…」という期待と、「老後のお金は足りるかな…」などの老後へ向けての漠たる不安が徐々に現実のものとなってくる頃です。

60歳からの人生、いわゆるセカンドライフは、意外と長いのです。20歳から60歳までに働く時間は約10万時間、そして60歳から自由になる時間も同じ約10万時間。セカンドライフの10万時間を充実して過ごせるかどうかはとても大事です。だからこそ、セカンドライフをどう生きていくのか、事前に考えておくことはとても大事。

60歳からの10年間は、活動的に過ごせる時期です。本当に自分がやりたかったことをやれるという意味で人生の黄金期ともいえる時期です。45歳になったら、定年後には何をやりたいのか一度ゆっくり考えてみましょう。やりたいことが決まったら、それに向けての資金や資格などを準備し始めましょう。

60歳から自由になる時間は10万時間

◆60歳から自由になる時間は10万時間

■セカンドライフをどう生きたいですか?

退職後に時間がたっぷりできたとき、どんなことをしている自分の姿を思い浮かべますか?
事業を起こして働いている姿、
海外でロングステイを楽しんでいる姿、 
ボランティアとして活動している姿…。 
コレをやりたいと即答できる方は少ないかもしれません。

本当に自分がやりたかったことができて、人生を振り返ったときに『いい人生だったなぁ…』と思える人生を送りたいものです。
そのためにはどうしたらよいでしょうか?
一番大事なことは、この先の人生で何をやりたいのか、何が心配なのかを明確にすることです。何をやりたいのか、何が心配なのかがわかれば、あとは準備をしたり、対策を立てていけばいいわけです。

■リバースモーゲージ


●リバースモーゲージって何?

リバースモーゲージは、収入が少なくなった高齢者が自宅に居住しながら、自宅を担保に自治体や金融機関から融資を受け、死亡時に担保の自宅を売却して、借入金を一括返済する仕組みのローンのことです。「リバース」は「逆の」、「モーゲージ」は「不動産担保借入」という意味です。通常のローンは、返済に伴いローン残高が減りますが、リバースモーゲージは、一括返済のためローン残高が増えていきます。通常のローンとは“逆に”ローン残高が増えていくので「リバース」という名称がついています。自宅の売却や賃貸でも資金を調達できますが、自宅に住み続けることはできません。リバースモーゲージは、自宅に住み続けながら資金を調達できます。

●脚光を浴びるわけ

高齢化の進展とそれに伴う年金受取額の減少、医療費負担の増加、定年後の再就職の困難さなどから、高齢者の老後の生活に対する不安感は増大しています。
日本では、70歳以上の世帯主の約8割が持ち家を、平均2,500万円の金融資産を所有していますが、定期的な収入は年金だけという人がほとんどです。
高齢者は、将来の不安から蓄えを崩せずにいます。このような背景から、持ち家比率が高い高齢者が、自宅を活用し資金を確保するメリットは大きいわけです。

リバースモーゲージの仕組み

◆リバースモーゲージの仕組み

●リバースモーゲージの今後は?

現状、60歳以上の人について、約6割は「自宅を子どもに継がせるべき」と考え、約2割は「自分の生活資金のために自宅を活用しても構わない」と考えています。自分が築いた財産は自分のために活用し、安定した老後は当然として、より自由な老後を送りたいと考える人が増えてくると思います。多くの人にとって、自宅が最大の資産です。自宅を有効活用し、充実したセカンドライフを送ることは有意義なことだと思います。ただし、リバースモーゲージは、利子が借入元本に組み入れられるので、通常のローンに比べ、利子が利子を生むコストの高いローンです。担保割れになり追加融資を受けられない場合に生活設計に大きな影響はないか、自宅売却後の同居配偶者の住まいをどうするかなど、事前に充分な検討が必要です。

外部サイトへのリンクです中央三井の「リバースモーゲージ」(中央三井信託銀行のサイトへ)

人生のファイナルステージは相続。相続は自分の大切な財産を次世代に遺すこと。タナからボタモチみたいな相続財産。兄弟間の相続争いがないとも限りません。

自分の財産は、亡くなったあとには、遺産として次世代に引き継がれます。遺産はもともと亡くなった人の財産であり、どう処分するか自分で決めたいと思って当然です。そこで、民法で「遺言」という制度が認められています。遺言によって自分の思いどおりに、

・誰に
・どの財産を
・どれだけ

遺すのかを、指定できます。遺言があれば、相続人ではない人にも遺産を遺せます。

遺言がない場合には、相続人全員が話し合って、法定相続分という民法で決まっている配分割合を1つの目安として、

・誰が
・どの財産を
・どれだけ

相続するのか決めることになります。相続人の中に1人でも反対する者がいれば、話し合いはまとまりません。

仲の良かった兄弟が、親の遺産をめぐる相続争いの結果、犬猿の仲となってしまったという話はよくありますよね。例えば、長年疎遠であった相続人と、亡くなるまで献身的に看病した相続人とが、法定相続分どおりでまったく同じでは、異論が出ても当然でしょう。また、遺産の中で不動産の占める割合が高いため、分割することが難しいといった場合もあります。

◆遺言書のサンプル

遺言書のサンプル

■遺言信託

遺言と聞くと、どうも堅苦しくて、「自分には遺言を書くほどの資産もないし…」とお思いの方も多いのではないかと思います。でも、遺言はあなたの人生最後のメッセージであり、あなたの“こころ”も伝えることができるのです。

「遺言信託」は、信託銀行が、遺言書作成のお手伝い、遺言書の保管を行い、相続が開始し遺言の効力が生じた際には、遺言執行者(遺言の内容を実現するための手続きを行う人)として財産に関する遺言の内容を実現するものです。遺言があれば、相続争いを未然に防止することができますし、遺言者の意思にそった合理的な遺産の配分を実現できます。

外部サイトへのリンクです中央三井の「遺言信託」(中央三井信託銀行のサイトへ)

人生の後半で役立つ金融サービスを上手に使って、夢をかなえたり、不安をなくせるといいですね。

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