みんすまスタッフがインタビュー!ハウスキーピングのプロに、清潔で心地よい空間づくりの秘訣をうかがいました。
マンダリン オリエンタル 東京 エグゼクティブ ハウスキーパー・内藤智佳子さん

マンダリン オリエンタル 東京
エグゼクティブ ハウスキーパー
内藤智佳子さん

ホテルの部屋は、ベッドや椅子などの家具から、グラスのひとつに至るまで、
どれも整然としていて、部屋全体がクリーンな空気で満たされています。
もちろんそれは、常にプロがきめ細かく管理しているから可能なこと。
そんなホテルのハウスキーピング術が住まいの参考になるのでは……?
ということで、マンダリン オリエンタル 東京の
エグゼクティブ ハウスキーパー・内藤智佳子さんを訪ね、
清潔で心地よい空間を実現するための秘訣を教えていただきました。

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掃除は集中して効率的におこなうのが得策。毎日の掃除と定期清掃を組み合わせて、よりきれいに。

内藤さんは、ホテル客室の掃除やそのチェックなど、客室全般の管理をされているそうですが、掃除をする上で大切なことは何でしょうか?

内藤さん

掃除はただ漫然とおこなうのではなく、いかに効率的に進めるかが重要です。ホテルの場合、いくつもの部屋を掃除しなくてはいけないので、特に生産性の高い作業が求められます。実際に、1部屋を掃除するよりも10部屋を掃除する方がきれいになることもありますし、3時までに終わらせなければいけない、と期限が決まっていた方がきれいになることもあります。これは、おそらく集中して一生懸命になるから。そのあたりをうまくコントロールしながら、質と量の両面を高めていくことが大切ですね。

“集中する”というのは大事ですよね。他にも、効率的に掃除をするコツはありますか?

内藤さん

“慣れ”も重要です。オープンの頃と比べて、一部屋の掃除にかかる時間は確実に短縮することができるようになりました。その理由のひとつが、“慣れ”だと思っています。数をこなすことによって、要領がわかってくるんですね。汚れやすい場所というのは、傾向があるものなんです。その“経験値”ができてくると、どこを特に重点的に掃除すればいいかが分かってきます。

客室をきれいに保つために、毎日の掃除以外にも、何か作業をしているのですか?

内藤さん

毎日の掃除に加えて、定期清掃も計画的におこなっています。定期清掃は、場所やアイテムによって1年に何回、どんな清掃をするかが決められています。例えばカーテンの場合、1年に1回洗濯をして、1年に2回は掃除機や専用のスチームを使ってきれいにする、などです。大掛かりな定期清掃を適切な頻度で実施することで、毎日の掃除もより効率的におこなえて、きれいな状態を保てるのではないかと思っています。

ホテルと同じように、家でもカーテンやカーペットなどは1年に1〜2回、定期清掃をする計画を立てておくといいのかもしれませんね。そうすれば、年末の大掃除シーズンにも慌てずに済みそうです。

内藤さん

そうですね。それに何と言っても、汚れが落ちてきれいになるのって、とても嬉しいものですよね。私は自宅で洗浄力の強いアメリカの洗剤を愛用しているんですよ。気に入っているのは、ウィンデックス、タイレックス、パインゾルの3つ。汚れがキュッと落ちる感じが、とても気持ちいいですね。

汚れ落ちのすぐれた洗剤を使うと、掃除が楽しくなりそうですね。

物があふれていて乱雑に見える部屋なら、まずは端や角を揃えるだけでも、整った印象に。
 

ホテルの部屋は、いつでもすっきり整っていますが、家でもきれいに見せるためのテクニックはありますか?

内藤さん

家では物がたくさんあるので、ホテルの部屋のようにすっきりさせるのは難しいかもしれませんね。でも、きれいに整えることはできます。例えば、端を揃えて置くとか、重ねている本の角を揃えるとか、クッションの縫い目が見えないようにする、といったことです。ホテルの場合、長期滞在のお客様の部屋では、通常の部屋とは違った配慮をいろいろとすることがありますが、物を揃える、といった作業もそのひとつ。あまり触りすぎるのはいけないので、お客様のプライバシーに配慮しながら、少しだけ整える。それだけでも、見た目がキリッとするんですよ。

それなら、ふだんから少し心がけるだけで、無理なくできそうですね。

内藤さん

あとは、元に戻さなくてはいけないものは、元に戻すことです。当たり前ですが、これも大事です。家でリモコンが見当たらない経験ってありませんか? リモコンのように、頻繁に使うもの、あちこちで使うもの、家族みんなが使いたいもの、というのは、場所を決めておき、必ず元に戻すようにするといいですね。

デコレーションの前に清潔にすることが肝心。汚れにくくする防水スプレーなども取り入れて。

部屋に花などをディスプレイするときに、注意すべきことはありますか?

内藤さん

花や小物などを飾る前に、部屋を清潔にするべきですね。どこかが汚れていたり、きちんと片付いていないときは、空気に違和感があるもの。清潔になってはじめて、花を置けるのです。どんなに美しいもので飾っても、土台が汚れていては、隠しきれるものではありませんからね。

表面だけつくろっても、結局は隠しきれない。だから中味をきれいにすることが優先なんですね。では、汚れにくくするために、何か工夫できることはありますか。

内藤さん

マンダリン オリエンタル 東京では、クッションの布に、防汚加工・防水加工を施した糸を織り込みました。これにより、汚れがつきにくく、汚れが落としやすくなるのです。糸を織り込むのは大変ですが、防水スプレーは手軽でオススメです。テーブルクロスやクッションなどに使うといいと思います。防水が効いていれば、水分をはじくので、少々、飲み物などをこぼしても汚れにくくなりますよ。

※防水スプレーご利用の際には、製品の説明書を事前によくご確認のうえ、ご使用ください。

快適な室内空間をキープするためには、温度と湿度にも配慮しましょう。

快適に過ごせる部屋にするために、気をつけるといいことは何でしょうか?

内藤さん

基本的なことですが、温度と湿度に気を配ることが大切ですね。ホテルは乾燥しがちですので、冬は加湿器を置くなどして、湿度管理に注意をはらっています。マンダリン オリエンタル 東京の場合、まだ夏を迎えていませんが、やはり温度と湿度には気をつけたいですね。

住まいにおいても、温度と湿度の空調管理は大切ですよね。快適に過ごすためにも、健康のためにも配慮したいですね。

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