みんすまスタッフがインタビュー!マンダリン オリエンタル 東京のバンケット料理長に、ホームパーティを演出するコツを教えていただきました。
マンダリン オリエンタル 東京 バンケット料理長・村山茂さん

マンダリン オリエンタル 東京
バンケット料理長・村山茂さん

親しい友人を集めてのティパーティ、
子供の誕生日会、新居のお披露目パーティ……。
いろいろな人と過ごせるパーティは、とても楽しく充実した時間。
でも、料理の準備やセッティングなど、大変なこともいっぱい。
そこで、ホテルのパーティに携わっているプロに、
ホームパーティを華やかに演出するテクニックを聞くことにしました。
訪ねた方は、宴会場での料理の責任者
マンダリン オリエンタル 東京のバンケット料理長・村山茂さんです。

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まずはパーティのコンセプト、人数、時間帯を確認。これにより、料理の提供の仕方も変わってきます。

ホテルのパーティでは、会のコンセプト、人数、時間帯を把握することからはじめます。同じようにご家庭でのパーティでも、最初に会のアウトラインを確認するといいでしょう。それにより、全体の構成や料理のメニュー、パーティの演出などもスムーズに決められると思います。

■会のコンセプト
おしゃべりをメインにしたいのか、時間をかけて料理そのものを楽しみたいのか、若い人が多くてボリュームが必要なのか、年齢層が高くてどちらかというと量より質を重視するのか、などを考えます。ホテルでは、ウェディングパーティ、レセプションパーティ、スタッフの忘年会、顧客様を招待する食事会など様々な会があり、それによって料理の内容や演出の仕方を変えています。

■料理の出し方を考える
時間が限られたビジネスランチなどでは、1つのお皿に前菜とスープを一緒にのせることもあります。これなら一度にサービスできますし、冷たい食べ物とあたたかい飲み物を同時に楽しめます。ぜひ、ご家庭でも取り入れてみてください。

パーティを成功させるカギは準備にあり。時間や手間を短縮できるように心がけましょう。

パーティにおいて、準備はとても重要です。当日の手間をできるだけ少なくし、スムーズに料理を出すためには、下ごしらえや準備がどれだけできているかにかかっているからです。例えばサラダなら、あとは盛り付けるだけにしておく、といった具合です。

■手間を減らす工夫
準備自体も工夫によっては、時間や手間を短縮できます。お刺身のカルパッチョなら、魚を買うときにお店の人に薄く切ってもらうと、かなりラクになります。お皿を持っていって、ふぐ刺しのように盛ってもらってもいいでしょう。また、料理をすべて自家製にしなくてもいいと思います。ケーキや一部の料理は買うことにするなど、自家製と既製品をうまく取り混ぜてはいかがでしょうか。

■お皿の準備
手間をかけたいところもあります。例えば、あたたかい料理はあたたかいお皿を使う、冷たい料理はお皿も冷やしておく、などです。これは意外に簡単なことで、お湯をかければあたたかくなるし、氷水につければすぐに冷えます。少しのことですが、同じ料理でもずっとおいしくなるはずです。

■食器は白がオススメ
最近は、ホテルでも白いお皿を使うことがほとんどです。白いお皿は、食材が映えるので、より一層おいしそうに見えるのです。色を使うとしても、黒などの一色づかいがいいでしょう。派手な柄のお皿だと、料理よりもお皿が目立ってしまいますから。白いお皿は地味に感じるかもしれませんが、いろいろなの野菜を添えて色どりを鮮やかに。やはり自然の色に敵うものはありません。

お客様には料理にも満足していただきたいもの。食材の良さを生かして、おいしく食べられる配慮を。

料理の中で華やかに見せられるのは、メインディッシュより前菜とデザートです。前菜でいえば、もちろん野菜類は緑や赤が鮮やかですし、エビをゆでただけでも赤と白のコントラストがあります。デザートもフルーツを使えば色が多彩ですし、フランボワーズソースなどのように、ソースで色を演出することもできます。

■野菜は水切りが肝心
野菜の水が切れていないと、どんなに素晴らしいドレッシングをかけても、おいしいサラダにはなりません。野菜の水をしっかり切るための専用ツールもありますので、利用するといいでしょう。しっかりした葉なら、大きなタオルにくるんで2回ほど大きく振ると、余分な水分がだいぶ減ります。

■旬の食材を使う
最近は、一年中、あらゆる食材が出回っていますが、やはり旬の食材を使いたいものです。筍を食べると「もう春なんだな」と感じるように、季節を味わうのも料理の楽しみのひとつ。それに何と言っても、旬の食材はおいしいですよね。

■食感の違いを楽しむ
ひとつのお皿の中では、食感の違うものを組み合わせるといいですね。例えば、お刺身はやわらかいので、シャキッとしたサラダを添えれば、食感の違いを楽しめます。野菜チップスならパリパリ、ナッツ類ならカリッとした食感です。

■メイン料理はあたたかさに配慮を
お肉などのメイン料理で華やかさを出すのはなかなか難しいものです。その代わり、あたたかいものはあたたかいままで提供する工夫をしましょう。電磁調理器などを利用すれば煮込み料理も簡単ですし、ローストビーフなら調理の後にもオーブンに入れておけば冷めにくいと思います。

■デザート
どんなパーティでも最後に、甘いものがあると喜ばれます。手作りのケーキなどを用意してもいいですし、既製品のアイスクリームだけでもいいと思います。甘いものが苦手な人やお酒を飲む人がいる場合は、チーズが1種類でもあるといいでしょう。ドライフルーツを添えれば完璧です。

お皿の並べ方やテーブルの飾りつけなど、楽しく華やかな雰囲気を演出することも忘れずに。

あとは雰囲気づくりです。やはりパーティは見た目も大切にしたいものです。

■料理テーブルの飾りつけ
私たちのホテルの場合、料理をのせるテーブルや台に花を乗せることはほとんどないのですが、乗せる場合は細心の注意を払います。これは、花粉が料理に入るのを防ぐためです。ご家庭でも、花は料理から少し離れた場所に飾ったほうがいいかもしれませんね。花以外で華やかさを出せるものとしては、フルーツや野菜類がオススメです。透明ガラスの大きな器に水を入れ、そこにチェリートマトを浮かべるだけでも、とてもきれいです。パセリやハーブなど、緑を添えてもいいでしょう。他には、密閉ビンにパスタを詰めて飾る方法もあります。パスタは赤、緑、黒、白など色が多くありますし、ユニークな形のものもいっぱいあります。

■お皿を立体的に並べる
立食形式で料理をたくさん並べるときは、お皿をすべてフラットに置くのではなく、高低差をつけると見映えがよくなります。ホテルでは専用の機材がありますが、ご家庭では積み木や図鑑などをきれいな布でくるんで、お皿を置く台をつくってみてはいかがでしょうか。立体感があると見た目も楽しいですし、おいしそうに見えます。それだけで一味違った本格的なパーティに見えると思います。

■ドリンクのメニューカードを用意する
ウェルカムドリンクとしてはシャンパンを出すとおしゃれですね。アルコールが弱い人には、オレンジジュースで割ったミモザをオススメしてみてください。あとは、ビール系、スピリッツ系、ワイン系、ノンアルコール系があるといいでしょう。どんな飲み物を用意しているかを紹介するために、ドリンクのメニューカードを用意してはいかがでしょうか。これがあれば、お客様も気兼ねなくリクエストできるはずです。

ご家庭でパーティを企画して、演出して、仕切って……、というのは、簡単なことではありません。でも実は、身近なところにヒントがあります。それはレストラン。食材の盛り方から料理の出し方、テーブルセッティング、給仕の仕方など、どれも参考にできるものばかり。今度レストランにお出かけの際は、いろいろなテクニックを盗むつもりで観察してみてはいかがでしょうか?

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