みんすまスタッフがインタビュー! 「万一の災害への備え」について、防災用品を取り扱っているショップの方に聞きました
(株)東急ハンズ渋谷店・安土知宏さん

(株)東急ハンズ渋谷店
安土知宏さん

全国各地を地震がおそったり、大雨で地盤が緩んだり水浸しになるなど、
災害にみまわれた映像を、最近よくニュースで目にします。
日本は世界でも有数の地震大国。台風の威力も決して甘く見てはいけないもの。
だから、思いがけない災害にあうことを想定して、
ふだんからできる限りの備えをしておくことが肝心です!
ということで、今すぐに準備したい緊急避難セットや便利なグッズ、
家具の転倒を防ぐ器具などについて、
(株)東急ハンズ渋谷店・安土知宏さんに伺ってきました。

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突然やってくる緊急事態のために、防災対策をたてておきましょう

ここ最近は防災への意識が高まっていることもあり、非常用品の準備や家具の転倒防止など、様々な対策をしている方が増えています。でも中には、大事なものが抜けていたり、使い方を間違っていたり、必要なところに付いていなかったり……ということもあるよう。被害を少なくするためにも、正しい対策をたてて、もしもの事態に備えましょう。

避難するときのことや避難生活を考えて、必要なアイテムを用意しておく

非常用品といっても、持出し用と備蓄用では、使いみちや内容が異なります。持出し用は、家から避難場所などへ避難するときに持っていくもの。リュックなどに入れて、すぐ持ち出せるようにしておきます。備蓄用は、ライフラインが絶たれたときのための水や食糧、簡易トイレなど。3日分ほどを用意しておけばよいと言われています。備蓄用のものは、保存可能期間をよく確認し、適宜新しいものと入れ替えるようにしてください。

震災経験者の意見を形にしました

■緊急避難セット(持出し用)

阪神淡路大震災を体験した東急ハンズ三宮店の全従業員の意見をもとに、緊急避難時に必要なアイテムを厳選したオリジナルのセット。このセカンドバージョンは、現在の生活環境を踏まえて、携帯電話の充電機能が付いた手廻し発電ライトラジオなどをプラスしたリニューアル版です。すべてのアイテムが入るバケツは、無くて困ったアイテムのトップ。水容器、消火用バケツ、腰かけとしても活用でき、避難先できっと役に立つはず。ふだんは踏み台としても利用でき、部屋に置いておいても邪魔になりません。
「東急ハンズオリジナル緊急避難セット2」¥15,000。

東急ハンズオリジナル緊急避難セット2

東急ハンズオリジナル緊急避難セット2

通勤・通学先で災害にあう可能性もあります

■緊急避難セット(持出し用)

会社や学校で災害にあった時、帰宅するためにあると便利なアイテムを揃えたオリジナルのセットです。コンパクトで薄型のバッグタイプにしたのは、ロッカーや机の脇に保管しておけるようにとの配慮から。避難するときにはセットされたナップサックを使えば、両手が自由になり歩きやすくなります。ラジオ、携帯電話用充電器、マスク、懐中ライトなど、全10品。「帰宅用SAFETYバッグ」\7,000。
この他に、地図、歩きやすい靴、予備のメガネなども追加して用意するといいでしょう。

帰宅用SAFETYバッグ

帰宅用SAFETYバッグ

困るのは「飲み水」よりも「トイレの水」

■簡易トイレ

断水した際の備えとしては、飲料水だけでなくトイレも考えておくべき大切なこと。もし断水したら、トイレ環境が整うまで3日から2週間かかるといわれています。その間、伝染病の発生による二次災害の危険もあるため、衛生的に過ごせるようにする必要があります。そこで開発されたのが、水を使わない簡易トイレ。既設のトイレを利用するタイプです。50回分。「緊急・災害用トイレセット せいけつさん」¥9,450。

緊急・災害用トイレセット せいけつさん

緊急・災害用トイレセット せいけつさん

大きな家具が倒れるとケガや避難の妨げに……。家具や液晶ディスプレイはしっかり固定を

家具が転倒すると、思わぬ大ケガをしたり、下敷きになって逃げられなくなったり、避難の妨げになることがあります。家具は倒れないように、専用の器具で固定しておきましょう。最近のテレビは大型化・薄型化していて、転倒・落下すると大きな被害になることも。家具と同様に、しっかり固定するのを忘れずに。また、壁付けタイプのエアコンも要注意。壁にきちんと固定されていないものは、地震で落下する可能性があるので、一度確認することをおすすめします。

ふんばりくんZ

ふんばりくんZ

■家具の転倒防止器具

家具の転倒防止器具は、大きく分けて3種類あります。どれも正しく取り付けないと強度を出せないので注意が必要です。
(1)ネジでとめるタイプ:L字型金具などを使って家具と壁を固定するもの。石膏ボードにとめても抜けてしまうので、とめる場所を選びましょう。
(2)突っ張りタイプ:棒やプレートなどを家具と天井の間に突っ張らせて固定するもの。天井下地のしっかりした部分で固定させます。
(3)下に敷くタイプ:シートなどで振動や衝撃を吸収したり、板を家具の前下部に敷いて、家具の転倒を防ぐもの。底面が平らな家具に使えます。
このタイプの製品は、使用期限をよく確認し、期限が来る前に取り替えないと機能しないので注意が必要です。

おすすめは、天井との隙間が10cm〜20cmでも使える突っ張りタイプの器具。木製家具に使用しても傷がつきにくく、高い強度があります。「ふんばりくんZ」¥3,980。

リンクストッパー(L型)

リンクストッパー(L型)

■液晶ディスプレイ転倒防止器具

テレビやパソコンの液晶ディスプレイを固定する、粘着タイプの転倒防止器具。ネジ・クギを使わないので、壁や床を傷つけずに使えます。家具の転倒防止にも。「リンクストッパー」2本¥1,974〜。

ガラスの破片はとても危険。窓や食器棚のガラスが割れて飛散するのを防いで

窓ガラスが割れたり、キッチンや食器棚の中から食器が落下すると、室内にガラスの破片が飛び散ってしまいます。その上を踏んで足にケガを負わないように、ガラス飛散やトビラ開きを防ぐ対策をたてておきましょう。

■ガラス飛散防止フィルム

窓や食器棚のガラスに張って、ガラスが飛散するのを防止するフィルム。地震の衝撃や台風の風圧などにより、ガラスが破損・飛散・落下するのを防ぎます。「ガラス飛散防止フィルム」¥945〜。

■トビラ開き防止器具

地震の揺れにより、キッチンの吊戸棚や収納家具の開きトビラが開くと、中の食器や花瓶などが飛び出して危険です。ロック機構のない開きトビラには、地震で大きな揺れを感知すると自動的にロックする器具を取り付けましょう。コンパクトな設計なので物の出し入れを邪魔することなく、ふだんはロックがかかっていないので開け閉めもスムーズ。トビラを閉じていると全く見えないので、美観を損ねる心配もありません。「耐震ロック 震護くん」1個 ¥1,365。

耐震ロック 震護くん
避難場所や連絡方法など、緊急時の対応について家族で決めておくことも大事

地震はいつ起こるかわからないので、ふだんからの備えが大切です。家具の転倒防止器具や飛散防止フィルムなどを取り付ける優先順位は、寝室→家族がよくいる部屋→使う頻度の低い部屋とするといいでしょう。また、背の高い家具やエアコンの真下にはベッドを置かない、家具が倒れたとしても避難路となる出口をふさがないようにする、等々、家具の配置もあわせて見直してみては?
物理的な備えと同時に、避難場所や連絡方法などの情報を、家族の中で共有しておくことも大切です。特に災害時は電話がつながりにくくなるので、「災害用伝言ダイヤル171」を活用するなど、ある程度決めておくといいでしょう。事前に家族内で確認しておけば、いざとなったときに慌てず落ち着いて行動できると思います。

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