みんすまスタッフがインタビュー! セキュリティのプロに、「マンションの防犯対策」について聞きました

ピッキング、玄関ドアの破壊、ガラス破り……などなど、
住宅への侵入は増加の一途をたどっており、もはや防犯対策は必須事項。
警備会社では犯罪事例を研究したり、新たな技術開発に取り組むなどして、
被害を未然に防ぐために大きな力を発揮しています。
そこで、セキュリティのプロであるALSOK綜合警備保障(株)・中央支社 飯島 伸二さんに、
マンションで行っている防犯対策や警備会社の役割について、
様々なデータを交えながら教えていただきました。

ALSOK綜合警備保障(株)中央支社 飯島 伸二さん

ALSOK綜合警備保障(株)
中央支社
飯島 伸二さん

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共用部や住戸内の防犯機器をオンラインで接続。だから、万一の際には迅速な対応が可能

ALSOK綜合警備保障(株)(以下、ALSOK)で行っているマンションセキュリティの主な業務には、機械警備、異常時の対応、防犯に関する設計へのアドバイスなどがあります。
三井不動産レジデンシャルのマンションでは、設計段階からご入居後もずっと様々な面のサポートをすることで、セキュリティ性の高い住環境づくりをバックアップしています(※)。

マンションの防犯対策上、欠かせなくなった機械警備は、通信を使ったハイテクノロジーの集中管理システムです。
防犯センサーや防犯カメラ、非常用通報ボタンなどをオンラインでつなげているので、何らかの異常があったときは、マンションの管理室、三井不動産住宅サービスのお客様センター、ALSOKのガードセンターの3ヵ所に信号を送信。
ALSOKのガードマンがすばやく現地に急行します。
これまでセキュリティシステムのON・OFF操作は防犯ボタンを押すだけでしたが、侵入者がセキュリティを解除できないように、暗証番号や暗証パターン(赤・青・黄などの色を画面でタッチする)を使った方法が採用されるようになっています。

センター
住居侵入は増加しているが検挙率は低迷。機械警備や人目があると犯行を諦めるケースが多い

侵入強盗や侵入窃盗の犯罪は、増加し続けています。
しかし残念ながら、検挙率は下がっているのが現状。
そのため、できる限りの防犯対策を講じておくことが求められています。

警視庁に検挙された空き巣狙いへの調査から、犯行の実態と犯罪者心理が読み取れます。侵入盗の多くは下見をするといわれていますが、
そのポイントは

「留守かどうか」
「入りやすく逃げやすいか」
「人通りや人目が少ないか」
など。

実際には犯行を諦めることも多く、その理由としては

「声をかけられた」
「機械警備システムがついていた」
「防犯カメラがついていた」

などがあり、防犯に対する意識が高い住宅は諦める傾向があるようです。
またひと口で機械警備システムといっても、警報が鳴るだけなのか、すぐに駆けつけてくるのか、その機能レベルまでは下見だけで確認できません。
だから侵入盗は、最も高度なシステムが入っている前提で行動するといいます。
住戸に侵入したら警備員が駆けつけてくると想定しているので、犯行は短時間化。侵入に手間取って諦める時間は「5分以内」が7割近く、物色にかける時間は「5分以内」「5分〜10分以内」がそれぞれ43%で全体の8割を超えています。

家の下見で気にすること

家の下見で気にすること

犯行をあきらめる要素

犯行をあきらめる要素

侵入をあきらめる時間の比較

侵入をあきらめる時間の比較

防犯環境設計ハンドブックより

専有部は、窓と玄関に防犯センサーを設置。室内空間全体で認知する空間センサーも

住戸に侵入する場所は、「窓」と「玄関」がともに31%、「ベランダ」が26%と多く、侵入方法は、「窓ガラスを破り、手を差し込んでクレセントを外す」が最多の40%。
そのため、専有部の防犯は、開口部の対策が大きなカギとなります。
最近は、天井に設ける空間センサーで、その空間に入った不審者を感知できるようにもなっています。
また人気のタワーマンションは、中高層階ならバルコニーからの侵入がほぼ不可能なため、玄関と共用廊下に面した部屋の窓をしっかりカバーすれば、侵入の多くは防げるでしょう。
三井不動産レジデンシャルのマンションは、窓と玄関ドアに防犯センサーを設けたり、CP認定の玄関ドアを採用してピッキングなどによる侵入を防いでいます(※)。

防犯窓センサー

防犯窓センサー

人感センサー付きライト

人感センサー付きライト

エントランス、エレベーター、駐車場など、共用部の隅々までセキュリティに配慮

マンションでは、共用部の防犯対策も重要です。
帰宅時、不審者に後をつけられた場合…エントランスに設置してある非常用通報ボタンを押せば、防犯カメラで遠隔監視しながら、音声で警備員が向かっていることを知らせることができる
エレベーター…密室になってしまうため、女性1人で乗っても不安を感じることがないよう、窓をつけて内部が見えるようにする
防犯ボタンをつけて警備会社に通報できるようにする
駐車場…人目につきにくいため、防犯カメラや人感センサー付きライトを設置
ライトの明るさも防犯に関係しているので、国土交通省や自治体などの防犯基準を満たした明るさを確保する
などの対策を行う必要があるでしょう。
三井不動産レジデンシャルのマンションについては、物件ごとに設計段階から周辺や立地環境を調査します。
そのマンションにふさわしいセキュリティを検討しているので、建物の計画から防犯機器の設置、システムの設定まで、トータルに防犯対策が施されています(※)。

オートロックから始まったマンションセキュリティ。ご家族の帰宅をメールで知らせる最新システムも登場

ひと昔前までは、マンションにオートロックがついていれば安心とされていました。しかし、オートロックはあくまでも正面のみ。侵入盗はセキュリティの弱い場所を狙うので、駐車場や1階の共用廊下まわりなどからも侵入します。今では、

・ダブルオートロック(オートロックを二重に設ける)
・駐車場の出入り口の鍵を改良
・1階の共用廊下に入れないように高いフェンスを設ける
などの対策がとられています。

ダブルオートロックシステム

ダブルオートロックシステム

最近では、認証タグとメールを使ってご家族の帰宅を通知するシステムも開発しています。例えば、お子さまが帰宅して認証タグを決められた位置に差し込むと、そのお子さまが帰宅したことを保護者の方にメールで知らせるのです。
保護者の方が留守の場合でも、帰宅を知ることができるので安心です。
このシステムをすでに導入しているマンションもあり、これから増えていきそうです。
このように、防犯性をさらに高めながら、居住性や利便性を追求したサービスもますます充実していくと思います。

ただ、やはりお住まいになる方々の意識も大切です。
最新のセキュリティシステムがあっても、適切な時にきちんとセットしていなければ意味がありません。
システムの使い方をきちんと理解して、正しく使うようにしていただきたいものです。
そして、朝のゴミ出し時のように、たとえ短時間であっても必ず鍵をかける、など、普段からのちょっとした心がけも忘れずにして欲しいですね。

(※)『プリズムアイ(PRISM EYE)』もしくは『ベルボーイシステム』採用物件を対象とした内容です。

また、設備・仕様・サービス等は物件により異なります。物件のご購入をご検討されている方は 必ず担当の販売員にご確認ください。

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