みんすまスタッフがインタビュー! インテリアデザイナーのプロに、「収納の極意」を聞いてきました [OZONEインテリアスタジオ・林さん]

生活の中で必要な"もの"、お気に入りの"もの"、たまに使う"もの"……。
誰でも、どこのご家庭でも、たくさんの"もの"を持っているはず。
でも、それを上手に収納するとなると、なかなか難しいですよね。
そこで、インテリアデザイナーのプロに、収納についての考え方、
いわば「収納の極意」をいろいろと教わってきました。
"もの"をあっちこっちにしまう前にこれを読めば、
頭の中がすっきりして、お部屋もすっきり片付くかも。

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収納をインテリアの一部としてデザインし、魅力のある存在に

OZONEインテリアスタジオは、インテリアのコンサルテーションから、コーディネイト、デザイン、リフォームまでを行う、空間づくりのプロ集団。ここで数多くのお客様と接しながら、理想の住まいを形にしたり、住まいに関する悩みを解決してきた、チーフデザイナーの林柳江さんに、これまで手がけたお客様の実例も挙げながら、収納の極意を教えていただきました。

AV収納

Photograph:Takuya Neda
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場当たり的にしまうのではなく、ルールを決めてから収納を

収納を考えるときにまず大切なのは、"どこに何をどんなふうにしまうのか"といった自分なりのルールを持つことです。そういった意味で、明確なルールに則って整理されていたのが、映画プロデューサーの方。ホームシアターのAV収納をデザインした際も、まずはルールを伺い、それを理解して、デザインする、という論理的なステップを踏むことができました。なんと1500枚ものDVD&CDがどこにあるのか、すべて頭の中に入っているそうです。この方のように、全体量としまい方が分かっていれば、それをデザインで解決することは難しくありません。
各ご家庭でも収納はたくさんあるはずです。それぞれの収納について、誰のルールでどう片付けるのかを決めておけば、量が増えたときも、整理整頓においても、筋道の通った収納ができると思います。

収納スペースの広さは、“奥行”がキーポイント

「どれくらいの収納スペースが必要ですか?」と聞くと、たいていの方は「これくらい」と言って両手を横に広げます。でも収納スペースを考えるにあたってカギを握るのは"奥行"。住まいでは一般に、奥行が15cm、25cm、35cm、45cm、60cm、80cmとあり、15cmあれば日常の細かいものがいろいろ入ります。最大寸法の80cmも必要なのは布団や座布団くらい。逆に言うと、布団類がなければここまで大きな収納はムダかもしれません。キャビネットも、ディスプレイスペースとして使うのか、雑誌もしまうのか、あるいはAV機器なども置きたいのか、などによって、必要な奥行は違ってきます。このように、奥行を基準に収納を見ていくと、どこに何を入れると適当なのかが自ずと分かってくるもの。これからは奥行を気にして収納を考えてみてはいかがでしょうか。

キャビネット

Photograph:Akira Kido
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ディスプレイラック

Photograph:Soichi Murazumi
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“隠す収納”と“見せる収納”で、住まいをグレードアップ

収納のテクニックには、"しっかり隠して存在を消す方法"と"インテリアとして上手に見せる方法"があります。隠す収納では、天井から床までの大きな引き戸をつけて、その後ろを収納スペースとしたケースがあります。ここには、処分できないけれどインテリアに合わない、というお嫁入り道具のタンスセットをすっぽり入れてしまいました。見せる収納では、本の表紙を飾るディスプレイラックもひとつの例。また本棚で言えば、本の並べ方を工夫するのもおすすめです。

背表紙の色をまとめてグラデーションをつくると、本棚の前面がひとつの織物のように美しく見せられるので、ビジュアルとして楽しむことができるのです。特に本棚は散らかった印象を受けやすいので、少し工夫するだけでグレードアップできるでしょう。インテリアはその人のセンスが発揮できる場所。いろいろと工夫して楽しまれるといいですね。

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イメージPHOTO

Photograph:Soichi Murazumi
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