ツァイ・ヨシコ 暮らしの情景 暮らしに独自の美学をもつツァイ・ヨシコさんが綴るエッセイシリーズ。身の周りの事から旅先で切り取った印象深いシーンまで、詩情あふれるヨシコ・ワールドをご堪能ください。 みんなの住まい メールマガジン メンバー登録はこちらから ツァイ・ヨシコ -暮らしに独自の美学をもつツァイ・ヨシコさんが綴るエッセイシリーズ。身の周りの事から旅先で切り取った印象深いシーンまで、詩情あふれるヨシコ・ワールドをご堪能ください。
ハノイ紀行(2) −南国の食卓ものがたり

ある晩、伝統的なベトナム料理を出すことで有名なレストラン、Seasons of Hanoi(ElephantGuide.comのサイトへ)にお食事に出向きました。ここは旧フランス式邸宅をレストランに改造したところで、室内のほのかな照明はもとより、花のあしらい、食卓の整えかた、お味も見事なまでに調和し、洒落た雰囲気に満たされていました。その席でご一緒した婦人から、このレストランは午前中お料理教室を開いているということを耳にしました。

レストランSeasons of Hanoiのバーでお食事の前にまず一杯。

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レストランSeasons of Hanoiのバーでお食事の前にまず一杯。

では早速申し込みましょうと2人で決め、翌朝9時にレストランに集合。私たちの他にオーストラリア人の女性1名が参加し、生徒3名、先生、通訳の計5名で市場に食材の買出しに行くことでクラスがスタートしました。新鮮な野菜や果物があふれんばかりに山積みされ、魚介類、肉類、乾物などなどの豊富さに圧倒されながら本日の材料をもとめ、目を見張りながら市場の見物もできました。

お料理教室は朝の買出しから始まります。

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お料理教室は朝の買出しから始まります。ハノイの生鮮マーケットを先生と一緒に訪れました。

Seasons of Hanoiのお料理教室で先生と通訳と生徒3名と。

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Seasons of Hanoiのお料理教室で先生と通訳と生徒3名と。

この日私たちが教えていただいたのは、(1)バナナの花のサラダ(エッ!)、(2)生春巻き、(3)豚肉とたまねぎの香り炒めでした。先生のお手本の後に生徒が一人一人実習し、皆ですぐお味見をします。写真は生春巻きが出来上がり、「ハイよくできました」と先生が拍手してくださっているところです。有意義な良い時間でした。

バナナの花は見たことも食べたこともありませんでしたので少々驚きましたが、シャキシャキとしていて不思議な食感です。レモンジュース、ニンニク、バジル、みじん切りしたピーナツ、それにミントやコリアンダーを加え美味しいサラダが出来上がります。食材のバナナの花にびっくりしていた私に、「私の庭にも咲いていますよ」とオーストラリアの女性がニコニコ話しかけてくれました。

これがうわさのバナナフラワー、モンスター級です。

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これがうわさのバナナフラワー、モンスター級です。外側の花びらを竹の子の皮をむくように数枚とってから、薄く薄く輪切りにして、サラダにしていただきました。右下のお皿に完成品が載っています。

生春巻きの完成!先生が拍手拍手。

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生春巻きの完成! 先生が拍手拍手。

素敵なレストランは他にも沢山ありますが、以下に二つほどご紹介します。

Nam Phuong 南方(ナンフーン)(ぐるなび海外版ハノイのサイトへ)
シラク大統領、小泉前首相等VIPが多く訪れる有名店で、店名はベトナム王朝の最後のお姫様の名前にあやかってつけたそうです。

La Lua (ワイルドライス)(ElephantGuide.comのサイトへ)
新しいスタイルのベトナム料理店で、店内はモダンかつ美しく整えられています。ここでも白い蓮の蕾が店内をこまやかに彩り、ベトナムはやはり蓮のお国だと、蓮が大好きな私はガッテンし大いにうらやましく思ったことでした。ベトナムの蓮の花は、日本の蓮の花より少し小ぶりで、花びらの先が少しとがり気味になっているが特徴でした。

レストランNam Phoungの入り口で。食後近くにあるオペラ座まで歩いていきました。

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レストランNam Phoungの入り口で。食後近くにあるオペラ座まで歩いていきました。

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ツァイ・ヨシコ

東京でのマンション暮らしと群馬での田舎暮らしを舞台に活躍するインテリア・デザイナー。時間に磨かれた古い家具を現代の暮らしのマッチさせるヨシコ流インテリアには、ファンが多い。公私ともに国内外への旅が多く、独自の視点による見聞も暮らしを豊かに彩っている。

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