回は上海郊外の古い町、朱家角を訪れた時のお話です。上海近郊は江南の地、水路の張り巡らされた豊かな地方です。ここ以外にも「周荘」や「烏鎮」といった同じような趣向の、観光古村が幾つかありますが、この町が市内に一番近くにあります(ちなみに、「こんにちは」(「三井の住まい」のサイトへ)7月号の表紙はこの町の一角です)。義姉の運転手の運転で1時間足らずでこの「上海のベニス」に到着しました。このような町は国の保護下にあり、多くの場合、町まるごとテーマパークのようになっています。そして町を観光する時にはしっかりと入場料を取られます。もちろん住人は出入り自由です。(そうです!京都の町屋などもこの手で保存したらいいのでは!とふと思いました)。
ここは「千年古鎮」と言われていますが、大体は明・清朝に造られたようです。写真はこの町の典型的な風情です。資本主義経済が浸透しきって、観光客相手の安物の店が雨後の竹の子のように連なっているのが少々残念です。しかし中心地を少し離れると、のんびりとした古き良き日々の情景がいまにしっかりと残っていて、とてもノスタルジーを感じました。
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「上海のベニス」朱家角の典型的な古い町並み。古い酒家(食堂)が店を並べています。
清朝時代の朱家角郵便局。手前に見えるのは龍の巻きつくオリジナル郵便ポスト。中はなかなか見ごたえのある郵便博物館でした。
郵便局の裏手は運河に面していました。
町内は広く、風情のある小道や石の太鼓橋をたどって歩いていると、約200年前、清時代に作られた郵便局に出会いました。写真をご覧ください、郵便ポストは龍の巻きつく黒い鋳鉄製のものです。なんとも大時代的なビクトリア調です!運河に面した郵便局の裏口には「大清郵局」の大きな文字が白壁に書かれていました。
その後旧い旧い薬局と醤園(醤油と漬物を作る店)を見ることも出来、大変楽しい一日でした。次回は南京の紹介です、乞う御期待!
旧い薬屋さん、今でも営業していて、薬草のにおいが漂っていました。
旧い醤園(醤油と醤油漬を作る店)は運河に面しています。
新天地の夜
古都のくつろぎ、名門ホテル
東京でのマンション暮らしと群馬での田舎暮らしを舞台に活躍するインテリア・デザイナー。時間に磨かれた古い家具を現代の暮らしのマッチさせるヨシコ流インテリアには、ファンが多い。公私ともに国内外への旅が多く、独自の視点による見聞も暮らしを豊かに彩っている。
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