みなさま、こんにちは。住友淑恵です。
引越しのいろいろな場面に登場するマナー。それは、引越す側だけでなく、引越しの知らせを聞いた側にも必要ですよね。今回は、引越す方に贈るお祝いなどについてのマナーと、そのお返しについてのお話をしたいと思います。
まず、引越し祝いを考えたとき、そこには大きく分けて2つのパターンがあります。それは、新築の家やマンションを購入されて引越される場合と、そうでない場合です。
新築の家やマンションへの引越しは、とても大きなお祝い事。ご祝儀袋やのし紙の表書きも、戸建ての場合は「御新築御祝」、マンションの場合は「御新居御祝」となります。
そうでない場合のお祝いですが、引越される事情によっては、ちょっと気を遣わなくてはいけないことがあります。
例えば、ご主人が昇進されたことに伴う引越しであれば、お祝い事ですよね。表書きも「御祝」となります。でも、あまり良くない理由で引越される場合には、「お引越し、おめでとうございます」とは言えませんよね。その場合の表書きは「御餞別」にするのがいいと思います。ただ、こうしたことはなかなか耳に入ってきにくい話でもありますので、はっきりとした理由がわからないときは、「御祝」としましょう。
餞別についてですが、引越しのお祝いにふさわしくない、ということではないんですよ。餞別は、“門出を祝う”という意味や“無事を祈る”というような意味のもの。ただ、長期の旅行に出られる方へも贈るなど、餞別はいろいろな場面で使うもので、お祝い事に限定されてはいないのです。ですから、「御祝」よりも少し控えめな位置づけになるということです。
引越し祝いを贈る際には、その相場や贈るタイミングなど、いろいろと悩んでしまうという方も少なくないのではないでしょうか。基本は、“相手が喜ぶことを考える”です。では次に、引越し祝いについてもう少し具体的なお話をしましょう。