ある照明フリークからのメール
先日、北海道に住むX君からメールが届きました。彼は20代半ばの好青年で、嬉しいことに私の本『デリシャスライティング』に共鳴して様々な照明のレシピをどんどん試してくれているのです。

こちらがX君から頂いたお写真。
さて、先日のメールには「リビングのセンターテーブルを飛ばしました。仕上がりをご覧ください!」と書かれておりました。
添付されている写真を見ると彼の住むワンルームマンションの部屋の中央で光に浮かぶテーブルの画像が添付されていました。
これは拙著『デリシャス・ライティング』の最初のレシピ「フライングソファ」を応用したものです。
ここでは、「フライングソファ」の詳しいレシピや楽しみ方については割愛いたしますが(ぜひ本をご覧いただきたいのですが)、ソファの下にうまく光を挿入すると、あら不思議、ソファが浮かび上がったように見えるではありませんか! そしてこのソファに座ると体まで軽くなったような気がするんですよ。
X君のフライングセンターテーブル
X君のフライングセンターテーブルですが、これにはフライングソファを超える更なる工夫が施されていました。画像を見るとテーブルの下には光がたっぷりとあるのですが、照明器具に電気を送るためのコードが一切見えないではないですか?
よーく写真を見ていると、テーブルの下に白っぽい色のシャギーラグが敷いてあって、このラグの中央からコードが出ているのです。つまり彼は、このラグの中央に電源コードを通す丸い穴を空けてしまったのです。
こうすれば照明器具の電源コードをラグの下に隠せるので見た目にもすっきりしているというわけです。こういう小さなこだわりが美しい光の景色をより完璧なものにしているのです。
なぜ浮いているように見えるのか
では、どうして家具の下に光を仕込むと浮かんで見えるのでしょうか。
光は普通、上から下に向かい、床(地面)に影を落とします。影は、モノの存在をくっきりとさせると同時に、しっかりと床に存在すること・・・すなわち重力を感じることにつながります。これに対して「フライング○○」は通常なら影が存在するところが逆に光を放っているので、重力という環境から解き放たれ、床から浮き上がっているように見えるのです。
ベッドやチェスト、サイドボードなど、脚のある家具でも試してみてください。必要な照明器具はホームセンターなどで販売している細型の蛍光ランプホルダーなどを用意します。
また大型の家具だけでなく、小さなオブジェなどにも「フライング○○」は応用できます。その場合の光源には、蛍光灯タイプの懐中電灯がおすすめです。
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