最近の収納家具は、工場で製造されるシステム収納が主流ですが、
納めるものの変化に対応し、デザイン性や機能性を追求することによって、
日々進化しています。
ここでは、システム収納の最新情報をお届けします。

テレビを内部に掛けられるようにしたシステム収納。
Point1
奥行き30cmのリビング収納が大活躍
テレビは、地上デジタル放送対応と同時に、奥行きのあるブラウン管テレビから、一気に薄型へと変わりました。以前、わが家の居間にあるものを納めるのに必要な奥行きを調査したことがありますが、ほとんどのものが、奥行き30cm以内で納まりました。ただし、ブラウン管テレビを置くテレビボードは、奥行き60cm以上が必要で、居間の大きなスペースを占領していました。テレビの変化は、テレビ周りの収納をも様変わりさせました。テレビの周辺を天井までの壁面収納にして、テレビを置くだけではなく、スピーカーやホームシアターのスクリーンも内蔵するのが新しい収納法です。奥行きはテレビに合わせた30cm前後、周辺に置きたいCD、DVDなどを納める収納キャビネット部品も整っています。テレビが大きくなれば視聴距離を少しでも長く欲しくなります。奥行きの薄いこうしたシステム収納では、収納内部に無駄なスペースがなくなり、その分部屋を広く使うことができます。イラストは
最新型のシステム収納(外部サイトへ)で、テレビを置くのではなく、掛けるようになっています。薄型テレビは、壁掛けにした方が倒れる心配が無く安全なのです。


側面の溝に指を引っかけて開けるシステム収納の扉。
Point2
出っ張りの無い最新のシステム収納
最近のマンションの収納は、壁と一体に見せるのが傾向です。天井まである収納の扉は、壁のクロスと同系色、目立つ取っ手もなく、扉の側面に溝をつくって、指を引っかけて開ける方式になっています。トイレやキッチンの吊り戸棚も、取っ手無しタイプに人気があります。また、システムキッチンや洗面化粧台の引出しも取っ手の無い、レール式か、上部に指を引っ掛けて開ける方式が多くなりました。収納は無いと困りますが、できるだけ目立たなくしたほうが、部屋をスッキリしたイメージに仕上げることができます。天井まで高さがある収納の扉は、閉めたときにバタンと家中に音が響くことがあります。閉まるスピードをゆっくりにする
ショックアブソーバー(外部サイトへ)を取り付けると静かに閉まります。システムキッチンや洗面化粧台の収納は、引出しタイプが主流ですが、ソフトクロージング機能のレールがショックアブソーバーとなっています。引出しを閉めるときに、自動的にゆっくり静かにキチンと閉まり、勢い余って中のものが飛び出すこともありません。地震で揺れたときには、引出しが開きにくくなるので、避難の際に邪魔にならず、住まいの安全性を高める機能でもあります。
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