家でゆったり、小さな花見。

桜の魅力をじっくり眺めてみよう。


毎年この季節になると、あちこちの桜を眺めに行きます。思わぬところでひっそり咲いている桜を見つけて、うれしくなったりします。

どこへ行ってもたいてい静かに眺めているのですが、心の中は結構にぎやか・・・。いろいろな魅力を発見して楽しい気分になってます。そんな花見もいいかなと思い、家でじっくり眺める「小さな花見」を考えました。

幹も楽しむ。


みなさんは、桜のどんな姿に美しさを感じますか? 満開の桜でしょうか。はらはら舞う花びらでしょうか。僕はそれと同じくらい、幹や枝の美しさに見とれてしまいます。少しグレーがかった木の肌の光沢感というか、全体の雰囲気が、とても魅力的なのです。

枝が見えないくらい花がついた桜ももちろんきれいですが、すっと伸びた枝にぽつぽつ花がついているような桜も、きれいだなあと思います。あまり剪定されていない自然種の桜は、こうした花のつき方をするのです。今回はそんな美しさを楽しめるオブジェをつくりました(生花店などで手に入る桜でつくれます。自然の桜は折らないでください・・・)。

ぽつぽつ花がついた枝を短く切って束ねたオブジェです。片方の切り口を揃えてまとめ、お皿に立たせます。細い枝が集まって1本の切り株になったような・・・そんなかたち。ところどころ、花やつぼみが顔を出します。これなら、木の肌の美しさも花のかわいらしさも、じっくり眺められるんじゃないかと思います。
今回はグルーガンで枝同士をくっつけましたが、ひもでくくっても大丈夫です。太い枝なら数本束ねるだけでもちゃんと立ちます。
また、花が長持ちするよう、お皿に立たせる前にたっぷり水を吸わせてください。切り口がにじんだキャラメルみたいな色合いもきれいです。

こんなオブジェなら、場所をとらないのでどこにでも置けます。好きなところに飾って、小さな花見を楽しんでください。桜のいろいろな魅力が見えてくると思います。

小さなお花見テーブル。


みんなで小さな花見を楽しむときのテーブルコーディネートも紹介します。桜のオブジェや桜の一輪挿しを眺めながら、桜餅をいただく・・・という桜づくしにしてみました。

ランチョンマットの代わりに選んだのは、マーメイドという紙。少しでこぼこした柔らかな風合いで、以前「クリスマスパーティーという贈り物」で紹介したカードにも使いました。合わせ方で和にも洋にも化けちゃうところが、なかなかにくい・・・。
桜餅は、若草色のお皿に盛りつけます。お餅を包んでいた桜の葉を広げて、桜の花びらをちらして出来上がり。みどりの濃淡に浮かぶ桜色が、きれいでおいしそうです。

桜の枝でつくった楊子と箸置きもつくりました。といっても、楊子は先を削っただけ。箸置きは、新芽や花のついた枝を選んで切っただけ。簡単です。

こんな道具をつくっていたとき、ふと、桜の皮を使った細工って昔からあるなあと思い出しました。桜の茶筒とか茶托とか・・・。やっぱり昔のひとも、桜を眺めて木の肌の魅力を感じたのかなと思います。

みなさんにも、その魅力が伝わったらうれしいです。夜の小さな花見もなかなかですから、好きなときにゆったり楽しんでください。

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