以前「
どこか異国の香りを漂わせるラベンダーの魅力。」で、フランスでは花が終わって刈り込んだラベンダーを玄関などに撒いておくことがある、とお話しました。
家を訪れる人がラベンダーを踏むと香りが立つので、人が行き来するたびに部屋に香りが広がるというもの。ラベンダー農家が暮らしに取り入れているアイデアです。
このアイデアはなかなか真似できないけれど、身近な植物で暮らしに変化をつけることができます。
たとえば、ユーカリ。すーっとした香りは花粉症にも効くようで、この時期おすすめです。窓を開けたり、ドアノブに手を掛けたり、ふとした瞬間に香りや彩りを感じる方法を考えました。
部屋のあちこちに香りと彩りを。
しばらくいい香りがつづいて、丈夫でアレンジしやすい植物・・・、と考えたときに浮かんだのがユーカリでした。ユーカリは種類が豊富で、葉っぱのかたちや大きさがさまざま。それぞれの品種の魅力を引き出すアレンジを加えると、いろいろな形のオブジェができあがります。
たとえば小さな花をつける「ユーカリポプラス」なら、ミニブーケを作る感覚でアレンジしてみてください。短く切った数本の枝を細いワイヤーで束ねるだけですが、平べったい葉っぱで花を囲むようにまとめると、かわいらしくなります。

右は「ユーカリポプラス」、その左奥は「丸葉ユーカリ」。
「丸葉ユーカリ」は、たくさんの葉っぱを1枚1枚ワイヤーに通して、ボリューム感を出しました。先っぽに新芽のついた枝をくくりつけて、少しかわいらしく。
僕はこのふたつのアレンジを、よく行ったり来たりする部屋の鴨居に吊るしてみました。その姿がなんだか面白くて、目に入るたびににやっとしてしまいます。
ちなみに、この丸葉ユーカリのように、植物やオブジェなどをつないで垂れ下げる装飾スタイルは"ガーランド"と呼ばれます。古典的な装飾スタイルで、ヨーロッパのクリスマス装飾でよく見かけます。
小さな丸い葉っぱの「グニーユーカリ」は、枝ごとリースにしてドアノブに掛けています。枝と枝を絡ませながら輪っかを作っていけば、あっという間に完成です。彩りとして金色のワイヤーを巻き付けてもきれい。
左の写真もグニーユーカリですが、こちらは枝を短く切ってワイヤーで束ねたものを三連にして、カーテンレールに吊るしています。朝、窓を開けるときに、ユーカリの香りがすーっと広がったら気持ちいいと思います。
こんなふうにいろいろな形のオブジェを作って、よく手を伸ばしたり、通る場所に飾ってみてください。毎日の暮らしのなかで何気なく香りや彩りを楽しめるようになります。
清涼感のある香りは、花粉症対策にも。
ユーカリは一年中、花屋に並ぶ身近な植物です。数年前に花粉症に効くといわれるようになり、春先になると特に売れていきます。独特のすーっとした香りの成分に殺菌作用や炎症を和らげる効果があるそうで、くしゃみや鼻水を抑えてくれるそうです。
昔から、ユーカリは空気をきれいにするといわれているので、花粉症でない方もインテリアに取り入れてはいかがでしょうか。花瓶に生けてみる、ということからはじめてもいいと思います。こまめに水を替えたら、1ヶ月くらい生き生きしていますよ。清涼感のある気持ちのいい香りを、一日中楽しんでください。
こんにちは!
ユーカリといえば、フラワーアレンジでちょこっと使うどちらかというと脇役的
な存在かと思っていましたが、ユーカリだけでも十分素敵なオブジェになるの
ですね!!主人も息子も花粉症なので、部屋のあちこちに飾ってみたいと思います。
佐々木さんのアレンジを見ていると、自分が小さい頃、庭先で取った小さな花や
木の実、枝などを何気なく玄関先に飾った事を思い出します。売っている花も素敵
ですが、身近な自然を取り入れるのもいいですよね。自然を楽しむ原点にかえりつ
つ、私も真似してグリーンをさりげなく素敵に飾ってみたいと思います