
| 鈴木隆太郎 |

窓でつながる家
この家には、それぞれが外部に面した5つの部屋があります。
それぞれの部屋を仕切る壁には厚みがあり、いくつかの窓が開けられています。
窓は隣につながっていて、他の場所の雰囲気が垣間見えます。カーテンによって閉じることのできる窓もあります。
壁に厚みがあるので窓台には奥行きがあり、そこに植栽などを置いて好きなように彩ることができます。
壁のその他の部分は、あるところは本棚、あるところは物を飾るディスプレイ、それ以外は収納となっています。
同じ家に家族で住むとき、その関係はいつも同じ状態にあるのではなくて、気分や状況に応じてさまざまに変化するものかもしれません。
だからこの家では、ひとつの家の中に異なるいろいろな場所を用意して、それぞれの場所と他の場所との間のありようを〈窓〉によって調整できるようにしています。
部屋にひとりでいるときでも、他との「つながり」を感じられるような場所づくりを目指しました。
