
| 倉本剛 |

机ギャラリーのある住まい
住まいでは、日々様々な活動が行われていますが、そのなかで「個の活動」が以外に多いことに気づきます。読書や宿題、絵画、持ち帰りの仕事、プラモデル、インターネットなどの「個の活動」も、食事や団欒といった「共の活動」と同じく、家族にとって重要な、生き生きとした活動です。
私たちは、今までは個室に閉じ込められていた、それらの「個の活動」を、「机コーナー」として抽出し、他の個室と連結させることで、長さ11mの「机ギャラリー」をつくることを提案します。「机ギャラリー」には、家族一人ひとりの趣味・個性が表出されるとともに、図書館の自習室や、カフェのように、「個」であると同時にほかの人たちの「気配」を感じる、心地よい距離感のある空間がつくられます。
「共の活動」だけではなく「個の活動」でも家族が関わりあうことで、コミュニケーションが多様化し、親と子のより自由で楽しい関係が生まれると考えます。

