みんなの住まい

子育て世帯注目の街!? ママ安心の秘密に迫る

可愛いわが子が日々成長していく姿を見るのは、パパ・ママにとって嬉しいものですよね。その一方、慣れない育児に悩みや不安を感じることも多いのではないでしょうか。特に、家の中で赤ちゃんと二人きりで過ごす時間が長くなるほど、「なんだか社会から取り残されたような気持ちになる」と感じるママも少なくないのだとか。「子育て中の孤独感に悩むママを助けたい」そんな思いで支援活動をしている団体が横浜市にあると聞きつけ取材をすることに。
場所は、今、子育て世帯に注目されているという「戸塚」。子育て中のママが集まるのは、手作り雑貨が並ぶ、暖かい雰囲気のカフェでした。

お話を伺った方
左:山田 顕子さん 右:菅原 陽子さん

―親子で賑わうこちらのカフェは、どのようなカフェなんでしょうか?

こちらの「こまちカフェ」はNPO法人こまちぷらすが運営するカフェです。
こまちぷらすは、“子育てを街でプラスに”という言葉を合言葉に子育てで孤立することなく笑顔になれるための支援活動をしています。その一環として、地域と子育て中のママをつなぐ‶広場づくり“という活動をこのカフェでしています。カフェの隣はレンタルスペースになっていて、スタッフ主催のおしゃべり会や作家さんのワークショップやヨガ、ベビーマッサージなど、様々なイベントを開催しています。おしゃべり会では日頃の育児に関する楽しいこと、不安なことなどを、みんなでざっくばらんにお話しします。

―こまちぷらすはどのように立ち上がったのですか?

都内勤務で地域との交流がなかった代表の森は、産休に入り母親になったとたん、住んでいる地域の中で自分の居場所がないことに気がついたそうです。それをきっかけに居場所づくりと情報提供を柱として、こまちぷらすが立ち上げられました。

―カフェにもホームページにも、たくさん戸塚の子育て情報がありますね!

子育て情報って、一番必要としているはずのママたちに届いていないことが意外とあるんですよ。情報提供を柱の一つとしているこまちぷらすでは、地域の子育て情報が検索できるサイトづくりをしています。また、カフェでもたくさんの子育て情報に触れられるようにしています。ご来店される方からは「こんな情報知らなかった!」という声も上がっていて、情報提供の場としてこまちぷらすの存在を喜ばれることが多いです。

―お客様同士が交流しやすくなるためにどんな工夫をされていますか?

こまちカフェ人気のメニュー「季節の畑プレート」。誰かが作ってくれる手の込んだ料理に、感激するママの姿も。

スタッフが間に入って話を繋げたり、同じような年齢のお子さんがいる時は会話するきっかけを作るようにしています。子育ては時に孤独を感じることもありますが、自分の抱えている不安を共有できる人がいるとホッとできると思います。地域の人たちが出会い、支えあう場所となっていくのが私たちの喜びでもあるんです。

ハンドメイドの雑貨が並ぶ店内。地元のママなど様々な作家さんが作った作品が飾られている。

また、カフェでは定期的に様々なイベントを開催しています。イベントには子育て中の方はもちろん、幅広い世代の人が集まるので、子育ての不安について先輩ママから的確なアドバイスがもらえるんですよ。「うちの子、2歳になるけど言葉が遅いんじゃないか」って不安を抱えているママに、先輩ママから「うちもそうだったけど、今はすごくおしゃべりだよ」って、一言声をかけてもらえるだけで、すごく安心できるんですよね。同世代の人たちばかりでなく、幅広い世代で縦の交流を作れることがイベントのいいところだと思います。参加者の中にはグループで来る人もいますが、最近は他の地域から戸塚に転入された方が増えてきたので、一人で参加する人も多くなりました。

―お二人が子育ての際に感じた不安などはありましたか?

<山田さん> 今から12年ほど前ですが、子どもがまだ小さかった頃は海外で暮らしていたんです。当時はネット環境が今ほど整ってなかったので、日本にいる家族や友人と気軽に連絡を取り合うこともできませんでした。それだけでも充分に孤独や不安を感じる状況だったのですが、たまに主人が出張で帰らないときなどは、孤独なうえに日本語がしゃべれないのが本当に辛かったですね(笑)そういった不安が解消されるようになったのは、在住員の集まりに参加して、周りのみんなから協力してもらえるようになってからです。

<菅原さん> 私自身は地元ということもあり、大きな孤独を感じたことはあまりありませんでした。でも、子どもが0歳のころは、ちょっとした外出もできなかったので、家の中で子どもと二人きりの時間を過ごしている時は社会から孤立したように感じることがありました。こまちカフェにいらっしゃる方も、子育ての悩みを前面に出しているわけではありませんが、一生懸命子育てしている中で、自分の時間を持つことや社会との関わりを求めているように感じることがあります。ここでママ同士お話をされるだけでも、来た時と帰る時で顔つきが違うんです。ママ達のほっとした笑顔を見るととても嬉しい気持ちになりますね。

―戸塚の街の雰囲気を教えてください

再開発で様々な商業施設が建ち、戸塚の利便性が高まったことで、最近は新しく移り住んできた人が多くなりました。それに反して、昔ながらの商店や街並みも残っていて、人情が厚い街という雰囲気もあります。だからこそ、私たちの「子育てを街で」というコンセプトに合っているんじゃないかと思います。

―戸塚ママたちは、どんな方たちが多いのでしょうか?

親子一組で来店した方限定でドリンクが一杯無料になるプレゼントつきの「恩送りカード」。見知らぬ「街の誰か」が応援してくれていることを感じられる温かいサービス。

都心へのアクセスが良いからか、お仕事をお持ちの方が多いのですが、みなさん働くことと子育ての両立を頑張っている印象があります。また、こまちぷらすに関わるママたちを見ていると、みなさん明るくてフレンドリーな方が多いですね。最近は若い世代の方も増えてきているので、ママたちのネットワークが広がっていくといいなと思います。

―子育てする上で、戸塚の行政でうれしいサービスなどはありますか?

自宅訪問というサービスがあって、外に出れない分、自宅に来て話を聞いてもらえるのがうれしかったです。そんなに長時間という訳ではないですが、子どもや家庭の状態を見て、困ったことがないかなど、子育ての相談をしたりしました。その他に子育てサポートシステム*というのがあって、預けたいママと預かりたい方の間にコーディネーターが入ってサポートしてくれるサービスもあります。

*子育てサポートシステム
「子どもを預かってほしい人(生後57日から小学校6年生までの子どもをお持ちの方)」と、「子どもを預かる人」それぞれが会員登録し、地域ぐるみで子育て支援を目指すシステム。

―ありがとうございました

こまちカフェだけでなく、子育てを応援する様々な施設が豊富で、行政の子育てサービスも手厚い戸塚。こうした取り組みがある戸塚なら、初めて子育てをするママも安心して暮らしていけるのではないでしょうか。

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