みんなの住まい

どの区がピッタリ!? 23区内注目の教育エリア調べ

小さい子どものいるパパ・ママにとって、やっぱり気になる子どもの「教育環境」。マイホームを購入する際には、立地や交通の利便性などと同じくらい、じっくり考えておきたいポイントでもありますよね。多感な時期に子どもの得意分野や個性に合った教育を受けられる街に暮らせば、その後の可能性もぐっと広がるかもしれません。そこで今回は、東京23区の中でも特徴的な教育内容や、特に力を入れている分野のあるエリアをご紹介します。

文京区

有名大学が集中 「文教の街」で質の高い教育サービスを

都内でも文化的な空気のただようエリア、文京区。夏目漱石、森鴎外、樋口一葉など、多くの文豪を排出した街として知られています。明治時代以降、武家屋敷の跡地に大学などの教育機関が置かれ、文教の街として発展してきました。今でも東京大学を始めとする多くの有名大学が集中し、教育熱心な夫婦に人気のエリアとなっています。そんな文京区で注目したいのが、区が運営する教育支援機関「文京区教育センター」。ここでは、実験やフィールドワークを通して好奇心を養える「科学教室」、プログラミングの基礎を学べる「子どもパソコン教室」、さらには「体力向上イベント」まで、区の在住者は様々なプログラムを受けることができます。
また、文京区は23区の中で最も刑法犯認知件数が少ない地域*。教育だけでなく、治安の面でも安心して子育てできそうですね。

*平成29年2月 警視庁「犯罪情報マップ」区市町村別発生件数一覧参考

渋谷区

理数系に強いグローバルな人材が育つ街

トレンドの発信地というイメージの強い渋谷区ですが、華やかなエリアを通り抜けると、大山町や南平台町といった閑静な住宅街が広がります。そんな渋谷区では、渋谷区教育委員会によって「英語教育重点校」に指定される学校があり、英語以外の課目でも外国語指導助手(ALT)の指導を受けられます。そのほかにも、科学・技術・数学のプログラムを大学等の研究機関と連携して行う「理数教育重点校」、タブレット端末を使って学習を進める「ICT教育推進校」など専門分野に特化した学校が多いのが特徴です。また、渋谷区は通学区域にしばられず、希望する学校に入学することができる「学校選択希望制」を取り入れているので、特色ある様々な学校から子どもに合った場所を選べます。
「国際社会で活躍する人材」を育てることを教育目標に掲げる渋谷区。「渋谷の街からノーベル賞を」を合言葉に、科学実験などの様々なプログラムを受けることができる「子ども科学センター・ハチラボ」は区の在住者なら気軽に利用することができます。理数系に強くてグローバルに活躍できる人材へと育てるにはピッタリの街かもしれません。

千代田区

有名公立学校多数 区の手厚いサポートで充実した教育を受けられる

日本の政府機関が多く集まる千代田区。東京のほぼ真ん中に位置し、江戸時代から武士の城下町として栄え、教育の中心地でもありました。番町小学校や麹町中学校といった歴史ある公立有名校が多いことからもその様子は伺えます。
そんな千代田区では子どもの数に対して学校数が多く、少人数学級で行き届いた教育サポートが受けられます。また、神田には千代田区立教育研究所が置かれており教員の質を高める機関も充実しているためか、先生たちに対するパパ・ママからの評判も良いようです。
さらに、千代田区では学区すべての小学校で「放課後子ども教室」を実地。学校が終わったあとも子どもたちが学習したり、遊んだりできるような場所が確保されています。
忙しく働く共働きのパパ・ママにとっては嬉しいサポートなのではないでしょうか。

世田谷区

区の独自教科で「日本語力」が育つ

小中高ともに、私立学校が23区内でもっとも多いのが世田谷区。私立志向が高まる中、“教育熱”の高いパパ・ママから人気のあるエリアです。しかしながら、私立だけでなく、区立学校の教育内容も充実しています。なかでも特筆すべきは、2007年度から区立の小中学校全校で導入された「日本語」という課目。短歌、俳句、古文、漢詩、論語、近代詩などを音読したり、朗唱したりする活動を通して、日本語の表現力を養えます。日本語力はすべての学習の基礎。英語や理数科目を強化する学区は多数ありますが、「言葉」についてしっかり学べるエリアは珍しいですよね。
世田谷区は23区内でも比較的緑の多い地域なので、ハイレベルな教育だけでなく、子どもたちがのびのびと遊べる場所が多いのもメリットと言えそうです。

品川区

教育先進エリア 「小中一貫教育」で確かな学力が身につく

池田山周辺の高級住宅地、武蔵小山や中延付近の商店街など、個性的なエリアが密集しているのが品川区。子どもの増加率も高く*、ここなら学校以外でもたくさんお友達を作ることができるかもしれません。
品川区の教育は、積極的に最先端のカリキュラムを取り入れているのが特徴です。なかでも象徴的なのは、2006年から全国に先駆けて実施されている「小中一貫教育」。小学校と中学校の壁を取り払い、1~4年生で基礎学習力の定着、5~7年生は基礎・基本のさらなる強化、最後の8~9年生は個性を伸ばす教育を行い、9年間を見通したカリキュラムで確かな学力を育てます。
さらに英語教育にも力を入れていて、小学校1年生から英語の授業があるのもポイントです。

*平成 26 年 6 月品川区発表の「品川区子ども・子育て計画(案)」参照

子どもの頃に暮らした環境が、興味や好奇心に影響を与えることもあるため、子どもにはできるだけ良い環境を選んであげたい、と思うのが親心。教育サポートやカリキュラムはそれぞれの区によって特徴も異なるので、子どもの将来を想像してチカラを伸ばしてくれそうなエリアを探してみてはいかがでしょうか。