みんなの住まい

「丁寧な暮らし」を叶える、武蔵小金井のお散歩ルートマップ

新宿から約22分、JR中央線の「武蔵小金井」。玉川上水や小金井公園など、豊かな水と緑につつまれた街です。近年は駅高架下に商業施設ができたり、駅周辺に新築マンションがいくつも建てられたりと、街全体の発展にも注目が集まっています。そんな武蔵小金井をのんびり散策したら、こだわりの暮らしをナビゲートしてくれる素敵な出会いがありました。

武蔵小金井散策の裏ルート!? 「農家みち」ってなんだろう

武蔵小金井散策というと、小金井公園の手前を走る玉川上水沿いが定番ルート。水の流れと木々の揺らぎを見ながら過ごすのも気持ちがいいですよね。でも、実はそのすぐ近くに、とってもユニークな通りがあるんです。それが「小金井 江戸の農家みち」です。

小金井公園と、五日市街道の間にある昔ながらの住宅街。一見、何の変哲も無いような、でもどこか懐かしさを感じる小道です。ここが「農家みち」と呼ばれる理由。それは、小さな野菜直売所がたくさんあるからなのです。わずか1.2Kmほどの道のりに点在する無人直売所は10軒ほど。自宅の玄関先などで、採れたての野菜や果物を販売しています。

狙い目は午前中。各販売所に、様々な種類の野菜が並びます。白菜や大根、人参など定番の野菜のほか、ちょっと珍しい品種も。「スティッキオ」「ロメインレタス」「赤大根」「ハバネロ」。スーパーや八百屋さんではあまり見かけないですよね。

ほとんどの販売所が無人で、お金を入れる箱が置いてあります。小さなコップにそのまま入れるところも。日本ならではというか、人の優しさやゆとりを感じる光景に、和みます。

よこきファームで、おすすめされたゴールデンキウイをゲット。他にも珍しい野菜に目移りしてしまう。

農家みちの西端にある「よこきファーム」では、農家の方に旬のものや、おすすめを聞いたり、珍しい野菜の食べ方を聞いたりできます。お話を聞いたら、どれも食べたくなってしまいますね。このよこきファームの野菜を使った料理を出すカフェが、近くにあると教えていただきました。採れたて野菜をゲットしたら、明日の献立のヒントを探しに、地元野菜を使ったカフェへ行ってみませんか?

地元野菜を使ったヘルシーランチで、ほっこり。

武蔵小金井のランチにおすすめの「Cafe5884」。玉川上水を一望しながらカフェメニューが楽しめる。

小金井公園の、江戸東京たてもの園側の入り口近く、陣屋橋という橋のたもとにある「Cafe5884」。ここはオーナーの小林さんがお一人で切り盛りしている小さなカフェレストランです。

メニューは動物性のものを一切使用しない“ヴィーガン料理”。ベジタリアンの料理やヴィーガン料理と聞くと一見物足りないかな? と思いがちですよね。でも「Cafe5884」のメニューはお肉の代わりに車麩を使ったボリュームのあるシチューや、もちもちした玄米ご飯、色々な種類の惣菜など、味もしっかりしていて、食べ応えがありました。

日替わりの「本日の5884プレート」。ブロッコリーやカリフラワー、リーフレタス、カブなどは農家みちにある「よこきファーム」の野菜を使用。

5年前に勤めを辞めて、3年前にカフェを始めたという小林由美さんは、武蔵小金井に20年以上住んでいるとか。「以前はもっと駅の近くの方に住んでいたのですが、お店を開くのと同時に、引っ越してきました」(小林さん)

玉川上水のそばを選んだのは、春に桜を見ながらコーヒーが飲めるカフェにしたかったから。この地域の魅力を尋ねると「武蔵小金井は美味しい地場野菜があり、緑がいっぱいで、オシャレな吉祥寺や立川も近くて、バランスがいいんですよね。最近は武蔵小金井駅も開発でオシャレになって、電車に乗らなくても楽しめるようになってきました」

お店にやってくるのは、地元の若いママさんから、長年住んでいるシニアの方まで。皆さんのんびり食事やカフェを楽しみつつ、おしゃべりに花を咲かせていました。約束したわけではないけれど、お店を覗いたらお友達がいて……というふうに、「Cafe5884」はアットホームな雰囲気で気軽に立ち寄れる場所です。

「どの世代の方も住みやすいと思いますけれど、緑が多いから、子育て世帯の方にはいいですよね。地元の方達は、皆さんすごくアクティブ。特に20代〜40代の子育てママは自主的にイベントを開催したりしていて、街全体に活気があります。アーティストとして活動している方も多くて、何かと刺激の多い街だと思いますよ」と小林さんは話します。

お腹もいっぱいになり、さて次はどこへ行こうかなと考えていたところ、小林さんに「五日市街道沿いに、とっても素敵なアンティークショップがありますよ。すごくオススメなのでぜひ行ってみてください」と教えてもらいました。さっそく行ってみることに! 今度はのんびり玉川上水沿いを歩いて向かいます。

暮らしを豊かにしてくれる、一点モノに出会う

アンティーク、古家具、古道具の販売・買取・修理を行う「antiques-educo(アンティークス・エデュコ)」。元は家具職人というオーナーの今井岳史さんがこの場所にお店を開いて、5年目になるのだそう。「以前は杉並区に住み、都心のショップで働いていたんです。でも、都心から離れた落ち着いた場所で丁寧に仕上げたものを売りたいと思い、この場所を選んで出店と一緒に自分も引っ越してきました」とのこと。

店内には、全て国内で仕入れているというアンティークの家具や食器、雑貨がたくさん並んでいます。雑然と置かれているようで、その配置には一つひとつ意味があるようにも感じさせる、洗練された雰囲気。

武蔵小金井に引っ越してきた感想をお聞きすると「以前住んでいたところも刺激が多くてとても楽しかったのですが、この辺りは都会のゴミゴミした感じが全くなくて、自然が多いのがいいですね。あと、空がとても広い。星がすごく綺麗に見られるんです」と教えてくれました。今では都心から帰ってくると、ホッとするのだそう。

このお店を訪れるのは、30代〜60代の幅広い年齢層の方。「わざわざ県外から訪れる方もいらっしゃいますが、地元の方も多くいらしてくださいます。定期的に訪れて、新しく入荷したものをチェックしに来たり(笑)。このように自然の多い場所を選んで住んでいるということもあり、ライフスタイルを大事にする方が多い気がしますね。良い意味でこだわりが強くて、みなさん生活を楽しんでいる感じがします」と今井さん。

お店に並ぶアンティークはどれも一点もので、味のあるものばかり。一生に一度の出合いを大切に、こだわりの暮らしを叶えたい人におすすめのショップです。

アンティークのランプの暖かい光に癒されて、武蔵小金井の楽しい一日が締めくくられました。

【お出かけするならこんな日もオススメ!〜こがね市〜】

「小金井 江戸の農家みち」では、毎月第一日曜に大堀ファームの庭先で朝採れ野菜、小金井産のハチミツやジャム、陶器、雑貨などを販売しています。

左:大堀ファームで採れたフルーツを使ったジャムや小金井公園の花のハチミツを作っている「Lily Factory」のジャム。右:手作りのぬくもりが感じられる陶器。

自然たっぷりの小金井公園が有名な武蔵小金井周辺ですが、今回散策してみて、人と人とのつながりを感じるような、素敵な場所がいくつもあることがわかりました。都心の喧騒から少し距離を置きたくなったら、武蔵小金井へぜひお出かけになってみてくださいね。

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