みんなの住まい

銀座〜日本橋も普段使い 「中央区湊」の暮らし方

お話を聞いた人:中央区湊在住歴3年 高橋まきこさん
東京メトロ新富町駅から徒歩5分程の中央区湊地区にご主人と3人のお子さん(9歳、6歳、2歳)の5人でお住まいです。ご自身の経験を活かしながら、中央区で子育てを頑張るママ達を応援する活動を行っています。11月には中央区の後援を受け、「育フェスCHUO」を開催。実行委員会代表としてイベントの実現に尽力されました。


離れてみてわかった、中央区の住みやすさとは

――中央区湊に住まわれて3年とのことですが、この地域を選んだきっかけは何だったのですか

12年前から5年ほど、少しずつ場所を移りながらも中央区に住んでいました。その後、中央区を離れて隣接する区に5年暮らしたのですが、やっぱり中央区が好きで戻りたいと思って。次男の出産を控えていたこともあり、子どもの入園、入学に合わせて3年前に今の住まいに引っ越しました。

――以前住んでいた地区ではなく、湊を選んだのは特別な理由が?

新富町、八丁堀、築地の3駅2路線のアクセスと、銀座〜日本橋周辺が徒歩圏内であるという所に利便性を感じています。近くに総合病院や区役所、保健所、福祉センターなどが集まっているのも大きな魅力の一つですね。健診とか、行政手続きなど併せて済ませたい用事が短い時間でできるので。仕事が忙しい若い方も便利だと思います。

都内有数の総合病院「聖路加国際病院」をかかりつけに

新富町駅を出てすぐの場所にある中央区役所、聖路加国際病院も湊地区からは徒歩10分程度。

私は特に子どもがまだ幼いので、聖路加国際病院と産科クリニックの存在が大きいです。助産院施設は都心では希少で、温かく手厚いサポートが得られると評判。定期健診や予防接種などはもちろん、救急指定病院であるため、「いざ」という時に頼りになると感じています。周囲には遊具が豊富な公園も多く、子ども達も都心ながら、のびのびと遊ぶことができています。

夏はジャブジャブ池でも遊べる鉄砲洲公園は周辺住民の憩いの場 (写真左)。白い鳥居が綺麗な鉄砲洲稲荷神社(写真右)。「夏になると毎日のように近隣の公園で、盆踊りが開催されています」(高橋さん)

聖路加国際病院周辺の豊かな緑と、隅田川沿いの爽快な散歩道も高橋さんお気に入りのリフレッシュポイントだそう。

――小さなお子さんが3人もいらっしゃると、送り迎えやPTA活動など大変そうですね。

中央区の公立小学校は、幼稚園が同じ敷地内に併設されているところがほとんどです。だから上の子と下の子を同じ場所に送り迎えできるし、防犯的にも安心。私が通わせている学校はPTA組織も一体なので、2重で時間を取られる事も少ないのが嬉しいです。

老舗デパートへも歩いてお買い物!

――銀座や築地などの人気エリアが徒歩圏にありますが、普段はどんなふうに周辺地域を利用していますか?

緑と水辺に近い環境で、買い物にも便利、というのがこの地域に住んでみて一番気に入っているところです。贈答品とか、ちょっと良いお惣菜を買う時は銀座や日本橋のデパートをよく利用します。築地は新鮮な肉や魚を大量に購入できるので、お料理が得意な方、ホームパーティーなど好きな方は楽しいと思いますよ。湊は都営バスも通っていて「ららぽーと」や大型ホームセンターがある豊洲も行きやすく、子ども用品や日用雑貨を買いに豊洲へ行くことも多いです。

徒歩だと築地へは10分、銀座は15分程度。「繁華街からほんの少し離れているので、居住エリアはとても静か。オンとオフはしっかり分けられます」(高橋さん)

――お休みの日は、みなさんどんな風に過ごしていますか

家族連れの方だと、アクセスの良さから浦安のテーマパークや上野の動物園の年間パスポートを買ってお出かけする方も多いですね。日比谷公園にも歩いて行けます。週末は日比谷公園やららぽーとに行けば何かしらイベントをやっています。ご夫婦でお揃いのウェアを着てランニングとか、お洒落な自転車で一緒にツーリングを楽しむ方の姿も良く見ます。外食をしたい時は銀座に行けばいつでも何でも選べますし、銀座に飽きたら丸の内の方まで、という選択肢も。このあたりだと「車を持つよりもタクシーを拾った方が早い」という感覚の方も多くて、コンパクトに狭いエリアでも楽しく活動できるのが幅広い世代に住みやすいポイントだと思います。

《高橋さんイチオシのおすすめスポット!》

八丁堀駅から徒歩1分ほどの場所にある「Cawaii Bread&coffee」。小さなお店ながら内装やデザインにもこだわりがちりばめられている、お洒落なカフェ。一番人気のクロワッサンと、高橋さんのお気に入りのタルト・オ・シュクレ。

地元のママさんにも人気の生花店「フラワー・ワークス」。「お洒落なリースやエアプランツなど、インテリアにおすすめの観葉植物も豊富に揃っています」(高橋さん)

――どんな方が住むのにおすすめですか

ファミリーはもちろん、街歩きが好きなご夫婦や活動的な働く女性にもおすすめです。先に挙げたようにコンパクトな範囲でなんでもできる利便性もありますし、鉄砲洲や築地、銀座など歴史と伝統文化が強く残る街ならではの魅力が多いと思います。多彩なお祭りや年中行事、歌舞伎、伝統工芸、美術館巡りなど子どもから大人まで年齢を重ねても学んだり楽しめるものが多くて、夫婦共通の趣味も見つけやすいのではないでしょうか。我が家では主人が食べ歩きが趣味で、グルメ雑誌片手に美味しいお店を探し、家族で行けるお店かチェックしています。

多彩なイベントが開催される築地本願寺(写真左)、歌舞伎座(写真右)

新富町駅から徒歩3分ほどの「はたり」は雑誌にも掲載される地元で人気の蕎麦屋さん。高橋さんはディナータイムに家族で訪れる事も多いそう。お店一押しメニューは「胡麻酢そば」。細くてコシのある蕎麦と、酸味のきいた胡麻つゆがよくからんで美味しい。

「ゆるいつながり」が心地よいご近所付き合い

――古くからある街と聞くと、ご近所付き合いに厳しいルールなどありそうです……

地域活動は盛んで、街のこと、子どものことについて考えている人が多いという印象です。他の地域から越してきた若い世代の方も多いので、人付き合いの難しさというのもあまり感じません。町会や消防団に入れば地域の年中行事に深く関わることができますが、お祭りなどは誰でも自由に参加できるので「つながりたい時につながれる、ゆるいつながりが叶う街」といった感じですね。

鉄砲洲にある和菓子屋さん「しげ田」の黒糖たい焼きは毎日14:00から販売が始まる。「事前に予約したり、焼き上がりの時間に合わせてやってくる常連さんがいるほど、地元で人気の逸品です」(高橋さん)

「働く人の街」とはもう言わせない! 居住者増で活気づく街並み

――周辺地域は開発など進んでいますが、街の変化は感じますか?

新しいマンションがいくつも建ち、人の活気をより一層感じるようになりました。周辺の日本橋エリアなども昔は週末になると人が歩いていない印象でしたが、コレド室町など商業施設も増えて賑やかですよね。中央区は20年くらい前は人口7万人ほどだったのが、今では14万人。湊地区も住む人が増えたことで、生活密着型のスーパーとか、ちょっとした買い物ができるお店も徐々に増えてきました。住んでいる人達がもっと街を良くしようと日々考えていて、居住エリアとしての利便性や安全性が高くなっている気がします。これからも時代の流れ、街の流れを感じながら、暮らしていけたら楽しいでしょうね。

――ありがとうございました

銀座周辺は若い家族が暮らす街というイメージがあまり無かったのですが、公園を覗くと小さなお子さんを連れたママの姿をたくさん見かけました。緑が多く、落ち着いた雰囲気の街並みは、人の波をすり抜けた先でのんびり休憩できる癒しの空間という感じ。古い街の良さを残しつつ、発展していく中央区の今後が楽しみです!