みんなの住まい

子育てママ必見! モンテッソーリ教育って知ってる? その3

前回の記事「子育てママ必見! モンテッソーリ教育って知ってる? その2」では、モンテッソーリ教育に基づいた子供部屋づくりのポイントを紹介しました。3回目の今回は、実例を見ながら具体的なお部屋改造計画をご紹介します!

自宅に作ろう! モンテッソーリ・スタイルの子供部屋

散らかり放題の子供部屋を掃除する毎日とはサヨナラしましょう!

自由でありながら自立心のある洗練された子供が育つ。そんな子供部屋を作るポイントを、前回から引き続きスーパーバイザーの五味さんに教えてもらいました。

「前回お話したように、棚と机によって環境を整えることが大切なのですが、そこに何を置くかも重要です。子供には、特定の時期に特定の物事に興味を持つ『敏感期』というものがあり、この敏感期に応じた玩具・教具を用意することで、お仕事(=子供の感覚を刺激する独特の玩具を使った遊び)に集中し、知性や感性が育っていきます。ですから、子供が興味のあるものを並べ、興味を示さないものは省く“仕分け”が必要なんです」(五味さん)

こうして玩具・教具を厳選することで、さらに部屋はすっきり! ただし、前回お話したように子供は『同じものが同じ場所』という秩序にこだわるので、「模様替えは早くても半年に1回、子供に相談しながら決めましょう」と五味さん。

さらに肝心な、どんな玩具・教具を置くかについては、こんなアドバイスも。

「何に興味を持つかは、子供によって異なるので、こまめな観察が大切です。そのために、子供の行動を把握しやすいオープンな空間作りを心掛けましょう」(五味さん)

オープンな空間…つまり寝室とは別に、リビングの一角に子供部屋を設けるのがモンテッソーリ・スタイル。子供部屋を構成する棚などは、部屋のどこにいても目が届くように背丈の低いものをセレクト。

オープンな空間は、敏感期を把握するのはもちろん、子供が困っていたり、遊び方、片づけ方が分からなかったりする時にすぐ駆けつけて、助け舟を出してあげられることにもつながります。

五味さんが手がけた子供部屋改造例

この部屋の玩具を“仕分け”して、背の高い棚を取り除けば、子供部屋とリビングが開通。開放的な空間が生まれました。

「モンテッソーリ教育の主役は、あくまで子供。大人は教師ではなく、子供自身が持つ“成長しようとする力”を十分に発揮できるように援助する存在です。言い換えれば、大人も環境の一部分ということ。空間のデザインと同様に、モンテッソーリの子供部屋には、よき観察者でありよき援助者である大人の存在が欠かせません」(五味さん)

モンテッソーリ・スタイルの子供部屋において最後の1ピースは、親自身というわけですね。

次回の最終回では、そんなよき援助者としての親と子供の接し方について学んでいきましょう!

スーパーバイザー

五味沙織

80年生まれ。2児の母。
私立幼稚園、幼児教室でモンテッソーリ教育教師として勤務ののち独立。
チャイルドマインダー、チャイルドカウンセリング、家族療法カウンセリングなどの資格も生かし、家庭でのモンテッソーリ教育の実践のための子育て支援を続ける。